犬の流涙症の症状と原因、治療法について

最終更新日:2024年04月18日

犬の流涙症ってどんな病気?

流涙症とは、常に犬の眼の周辺に涙があふれている状態です。あふれ出した涙が犬の目頭から鼻の横にかけて被毛にこびりつき、変色したものが涙やけです。

また、涙がもとなので、目やにが多くなったり、湿疹や皮膚炎につながってしまうこともあります。

白い毛のワンちゃんの場合、見た目が悪くなってしまうので早めに対処しましょう。

犬の流涙症の症状と原因、治療法について

どうして症状が出るの? 原因は?

涙の過剰分泌

涙の排水システムは正常であっても、涙の産出量が異常に多いと、排出しきれなかった涙が犬の目頭にたまり、多くの場合、結膜が赤くなります。要因として、異物、逆まつげや眼瞼内反症による持続的な眼球への刺激、結膜炎、角膜炎、眼瞼炎といった炎症、眼輪筋の衰えによる瞬きの減少などが挙げられます。

涙の排水システムの目詰まり

涙の産出量に異常がなくても、鼻涙管と呼ばれる器官が正常に機能していない犬では、排水しきれなかった涙が目頭にたまってしまいます。多くの場合、結膜は白いままです。要因としては、鼻炎や副鼻腔炎による鼻涙管への圧迫、鼻腔や上顎骨周辺の腫瘍、涙のう、涙小管の炎症、先天的に涙を排出する穴が閉じている場合があります。

どんな犬が流涙症になりやすいの?

小型犬に多く見られる病気です。

犬の流涙症の症状と原因、治療法について

犬の保険について

犬の流涙症の症状とチェック項目

犬の目に涙が普段より多い、または目の周りが変色しているようであれば流涙症を疑ってください。

また、流涙症が原因で犬の目の付近に湿疹や皮膚炎が発生していた場合、ワンちゃんがその部位をこするといった動作が見られるので、湿疹や皮膚炎などと合わせて行動もチェックしてください。

犬の目の様子に少しでも不安があれば、最寄の動物病院に相談、受診してください。

犬の流涙症の症状と原因、治療法について

どうやって予防したらいいの?

犬のまつ毛や目の周りの毛が原因であれば、目の周りの毛を短くカットすることで予防・防止することが可能です。しかし、鼻涙管の異常が原因である場合は予防することはできませんので、最寄の動物病院へ相談してください。

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犬の保険について

犬種別の保険料

  • 純血犬は、犬種により「小型犬」「中型犬」「大型犬」の3つに分類され、それぞれ保険料が異なります。犬種の区分については、「犬種分類表」をご確認ください。
  • ミックス犬の保険料は、年齢と体重により「小型犬」「中型犬」「大型犬」の3つに分類します。詳しくは、「犬種分類表」の「ミックス犬」の欄をご確認ください。
  • 猫の場合は、品種によらず純血猫もミックス猫もすべて同じ保険料です。
ア行~カ行犬の品種分類表
ア行
カ行
サ行~ナ行
サ行
タ行
ナ行
ハ行~ワ行・その他
ハ行
マ行
ヤ行
ラ行
ワ行
ミックス犬(※1)
  • 8か月未満:6kg未満
  • 8か月以上:8kg未満
  • 8か月未満:6kg以上~20kg未満
  • 8か月以上:8kg以上~25kg未満
  • 8か月未満:20kg以上
  • 8か月以上:25kg以上

※ 「犬種分類表」に記載のない犬種の分類につきましては別途お問い合わせ下さい。

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記事監修:ペットメディカルサポート株式会社

動物病院での実務経験をもつベテラン獣医師および動物看護師が多数在籍するペット保険の少額短期保険会社。スタッフ全員が動物好きなのはもちろんのこと、犬や猫といったペットを飼っている者も多いので、飼い主様と同じ目線に立ったサポートに取り組んでいます。