犬の難聴の症状と原因、治療法について

犬の難聴ってどんな病気?

犬種にかかわらず、特に高齢時に発症しやすい病気です。

高齢化に伴い、または生まれつきなど、耳が聞こえづらい、または全く聞こえない、片方の耳のみ聞こえるなど聴覚の障害を難聴といいます。

どうして症状が出るの? 原因は?

先天性難聴

先天性難聴は遺伝によるものが多くみられ、生まれつき聴力を持たないものや、耳の内部の成長が正しくされず、生後まもなく犬の聴力が失われるものもあります。

後天性難聴

後天性難聴の原因はさまざまですが、犬が加齢よって発症する場合や、外耳炎などの耳の病気によって発症することもあります。

外耳炎のより詳しい原因、症状、予防については獣医師監修の「犬の外耳炎」を併せてご覧ください。

そのほか、犬が脳の障害によって耳からの伝達が阻害されてしまい、難聴になってしまうこともあります。

犬の保険について

どんな犬が難聴になりやすいの?

大型犬、中型犬、小型犬 全般

犬の難聴のチェック項目

両耳が難聴の場合は、犬が音への反応が鈍くなるので発見しやすいのですが、片方の耳のみ難聴の場合は生涯難聴であることに気付かないことがあります。

また、高齢による難聴は、年相応に聴力以外、視力にも影響が出ていることがあるので、定期的な診察を受けることをお勧めします。

難聴は、愛犬とのコミュニケーションによって発見することが多い病気なので、常日ごろより観察し、犬の様子に少しでも気になるようなことがあれば、動物病院での診察を受けてください。

犬が難聴になったら、よりよい生活のためにできることとは?

私たち人間でも、高齢、年を取るにつれて耳が聞こえづらくなることはよくあります。

また、生まれつき耳が聞こえづらい、またはまったく聞こえない、片方の耳のみ聞こえるなど聴覚に障害を持った方もいます。

犬でも同様に高齢時に発症する後天性によるもの、または生まれつきなどの先天性の難聴などがあります。

基本的な症状としては声かけや、そのほか音に対し反応が薄い、または反応がない、急に触られることを嫌がるなどが見られます。

しかし、視覚障害に比べて発見しづらい面があり、声かけといったコミュニケーションの相違により発見されることがありますが、しっかり理解して接すれば、普段通りの生活が送れる可能性があります。

どうやって予防したらいいの?

先天性のものや高齢化によるものについては予防法はありませんが、後天性のものであれば犬の耳の内部を清潔に保つことやストレスを少しでも減らすことで予防につながると考えられます。

しかし、最初に述べたように、難聴であっても飼い主の理解により愛犬が普通に生活ができる病気でもあるので、飼い主のしっかりとした知識を持つことも重要です。

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犬の耳の病気

犬種別の保険料

  • 純血犬は、犬種により「小型犬」「中型犬」「大型犬」の3つに分類され、それぞれ保険料が異なります。犬種の区分については、「犬種分類表」をご確認ください。
  • ミックス犬の保険料は、年齢と体重により「小型犬」「中型犬」「大型犬」の3つに分類します。詳しくは、「犬種分類表」の「ミックス犬」の欄をご確認ください。
  • 猫の場合は、品種によらず純血猫もミックス猫もすべて同じ保険料です。
ア行~カ行犬の品種分類表
ア行
カ行
サ行~ナ行
サ行
タ行
ナ行
ハ行~ワ行・その他
ハ行
マ行
ヤ行
ラ行
ワ行
ミックス犬(※1)
  • 8か月未満:6kg未満
  • 8か月以上:8kg未満
  • 8か月未満:6kg以上~20kg未満
  • 8か月以上:8kg以上~25kg未満
  • 8か月未満:20kg以上
  • 8か月以上:25kg以上

※ 「犬種分類表」に記載のない犬種の分類につきましては別途お問い合わせ下さい。

PS保険

記事監修:ペットメディカルサポート株式会社

動物病院での実務経験をもつベテラン獣医師および動物看護師が多数在籍するペット保険の少額短期保険会社。スタッフ全員が動物好きなのはもちろんのこと、犬や猫といったペットを飼っている者も多いので、飼い主様と同じ目線に立ったサポートに取り組んでいます。