犬のレッグ・ペルテス病の症状と原因、治療法について

レッグ・ペルテス病ってどんな病気?

犬のレッグ・ペルテス病(レッグ・パーセス病)は、太ももの骨と骨盤を連結している大腿骨頭への血行が悪くなり、大腿骨の骨頭が怪死してしまう病気です。

主に3~13ヵ月齢の成長期に、ウェスト・ハイランド・ホワイト・テリア(ウェスティ)や、10Kg未満の小型犬種(トイ・プードルなど)といった犬種で発症されるケースが多いです。

どうして症状が出るの? 原因は?

現在、レッグ・ペルテス病の原因は不明とされています。

一説には遺伝が関係しているとも言われていますが、確証はないため、親犬の状態にかかわらず注意しなくてはなりません。

どんな犬がレッグ・ペルテス病にかかりやすいの?

小型犬に見られることが多い

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犬のレッグ・ペルテス病の症状とチェック項目

レッグ・ペルテス病で引き越される代表的な症状は跛行です。

足を引きずったり、足に力が入らなかったりといった行動が徐々に増えてくる場合もありますが、突然症状が現れる場合もあります。

なお、多くの場合足への影響は片方のみですが、両足に症状が引き起こされるケースも存在します。

その他の症状としては、股関節周囲の過敏症や食欲低下、股関節部分への接触を避けるといったものがあります。

どうやって予防したらいいの?

原因が不明である以上、レッグ・ペルテス病の予防は困難とされています。

ただし、前述の通り病気を発症しやすい犬種は分かっているので、ウェスト・ハイランド・ホワイト・テリア(ウェスティ)や小型犬を飼っている方の場合は、普段から歩き方を注意深く見るようにし、少しでも異変があるようならすぐに動物病院での受診をおすすめします。

また、遺伝の関連性を考慮し、犬の避妊・去勢手術が勧められるケースもあります。

レッグ・ペルテス病が発症した場合は、はじめに運動制限や鎮痛剤投与といった内科的治療が行われます。

ただし、これはあくまで症状を一時的に抑えるのみの対症療法であり、最終的に外科手術で壊死した大腿骨頭を切除。その後、長期的なリハビリを行っていくことになります。

なお、治療が遅れると歩行以上等の後遺症が起こる可能性もあるため、早期発見・早期治療に努めるようにしましょう。

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  • 純血犬は、犬種により「小型犬」「中型犬」「大型犬」の3つに分類され、それぞれ保険料が異なります。犬種の区分については、「犬種分類表」をご確認ください。
  • ミックス犬の保険料は、年齢と体重により「小型犬」「中型犬」「大型犬」の3つに分類します。詳しくは、「犬種分類表」の「ミックス犬」の欄をご確認ください。
  • 猫の場合は、品種によらず純血猫もミックス猫もすべて同じ保険料です。
ア行~カ行犬の品種分類表
ア行
カ行
サ行~ナ行
サ行
タ行
ナ行
ハ行~ワ行・その他
ハ行
マ行
ヤ行
ラ行
ワ行
ミックス犬(※1)
  • 8か月未満:6kg未満
  • 8か月以上:8kg未満
  • 8か月未満:6kg以上~20kg未満
  • 8か月以上:8kg以上~25kg未満
  • 8か月未満:20kg以上
  • 8か月以上:25kg以上

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記事監修:ペットメディカルサポート株式会社

動物病院での実務経験をもつベテラン獣医師および動物看護師が多数在籍するペット保険の少額短期保険会社。スタッフ全員が動物好きなのはもちろんのこと、犬や猫といったペットを飼っている者も多いので、飼い主様と同じ目線に立ったサポートに取り組んでいます。