犬の鼻腔内腫瘍の症状と原因、治療法について

犬の鼻腔内腫瘍ってどんな病気?

犬の鼻の穴の中を鼻腔と呼びますが、この鼻腔に腫瘍ができてしまう状態を鼻腔内腫瘍といいます。

腫瘍は悪性の場合が多いといわれています。

どうして症状が出るの? 原因は?

鼻腔内腫瘍を発症する原因については不明とされています。

タバコの副流煙で発生率が高まる可能性があります。

どんな犬が鼻腔内腫瘍にかかりやすいの?

下記のようなマズル(鼻)の長い犬種が比較的なりやすいとも言われていますが、どの犬種でも発症する可能性はあります。

また、高齢犬(10才くらい)に多くみられます。

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犬の鼻腔内腫瘍の症状とチェック項目

鼻づまり、いびき、くしゃみ、鼻汁、さらに、腫瘍に分布する新生血管は、もろく出血しやすいため、しばしば鼻出血(鼻血)の症状があります。

短頭犬種では、鼻腔の構造上、外鼻孔からの出血がみられず、鼻咽頭へ流れ込んだ鼻血を飲み込んでいることがあるので注意しましょう。

また、進行すると顔の変形、眼球の突出、口腔内異常などの症状を起こします。

なお、鼻腔内腫瘍の発生率は低いですが、発見しにくい部位のため早期発見が難しく、また腫瘍も悪性のケースが多いとされています。

外科手術を施すのが難しい部位のため、治癒も難しいとされています。

どうやって予防したらいいの?

原因が不明の為、予防方法はありませんが、犬が鼻血を出すことは珍しく、上記の症状があらわれた場合は動物病院にできるだけ早く連れて行きましょう。

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  • 猫の場合は、品種によらず純血猫もミックス猫もすべて同じ保険料です。
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ア行~カ行犬の品種分類表
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カ行
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サ行
タ行
ナ行
ハ行~ワ行・その他
ハ行
マ行
ヤ行
ラ行
ワ行
ミックス犬(※1)
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  • 8か月以上:8kg未満
  • 8か月未満:6kg以上~20kg未満
  • 8か月以上:8kg以上~25kg未満
  • 8か月未満:20kg以上
  • 8か月以上:25kg以上

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記事監修:ペットメディカルサポート株式会社

動物病院での実務経験をもつベテラン獣医師および動物看護師が多数在籍するペット保険の少額短期保険会社。スタッフ全員が動物好きなのはもちろんのこと、犬や猫といったペットを飼っている者も多いので、飼い主様と同じ目線に立ったサポートに取り組んでいます。