あいつはカッコよかった | ペットを愛する詩人・園田恵子のシネマ日記

ペットを愛する詩人・園田恵子による映画コラム。ペット好きならではの独自の視点から、さまざまな映画のコラムを多数掲載、今後も続々と新作映画コラムが追加されていくので、お見逃しなく!また、PS保険のご契約者様に向けたプレゼントも多数ご用意しております。

あいつはカッコよかった

ソン・スンホンの幻の未公開作がついに日本上陸!

あいつはカッコよかった

ネット上で自分の学校の生徒達をけなした男に反撃した、平凡な女子高生イェウォン。してやったりと思ったのもつかの間、その男から怒りの電話がイェウォンの携帯電話にかかり始める。

やがてその男がガラの悪い商業高校の不良リーダー、ウンソン(ソン・スンホン)であることが判明する。ウンソンの過激な攻撃からひたすら逃げまくるイェウォンだったが、しだいに乱暴な言動とは裏腹の、彼のやさしさに気づき、心ひかれていく。

二人の距離が縮まる一方で、ウンソンが嫌う先輩、ハンソンもイェウォンに心寄せていた……。

原作は韓国で1000万人の支持を受けたインターネット小説!

あいつはカッコよかった

「エデンの東」、「秋の童話」、「宿命」といったヒット作を演じて韓流トップスターとして、日本でも絶大な人気を誇るソン・スンホン。

そのスンホンが兵役に就く前の2003年から1年がかりで撮影され、長い間伝説的存在となっていた本作が、4年間の沈黙をやぶり、ついにスクリーンに登場した。

学生服姿が似合う、ソン・スンホンのあどけなさの残る表情は見逃せない。

女子的本音満載のストーリー展開!

あいつはカッコよかった

原作は『オオカミの誘惑』の原作者クィヨンによる、韓国で1000万人の支持を受けた、インターネット小説。

現役女子高生だった当時のクィヨンが描いた『オオカミの誘惑』も、設定は本作同様、美人でもなく、とりえもなく、冴えない女子高生が、いきなり現れた超イケメンに熱烈に愛されて、翻弄されるというものだった。

このごくフツーの女子高生、という設定が、感情移入もしやすくて、多くの女性の共感を呼び、両作共に大ヒットしている。

ソン・スンホン演じるウンソンは、ちょっと、というより、かなりオラオラ系すぎるけれど、それだけに、たまに本音を見せると真実味が出て、可愛らしくもある。ともあれ、こうだったらいいな、という女の子の夢の高校生版をあまねく実現させた、ぜいたくなストーリー展開には、女の子ならだれもがうっとりしてしまう。

イケメンにもてまくるとか、二人のイケメンに好かれて、イケメン同士が決闘するとか、そういう女子としてある意味幸福な瞬間が、存分に、ストレートに臆面もなく描かれている所が、すごくいい。

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筆者・園田恵子プロフィール(公式HP
大学在学中、文芸誌からデビュー。第一詩集『娘十八習いごと』が出版される。 歌舞伎や能の要素を新鮮な視点で現代詩に取り入れた手法は、若い世代の詩人の中でも異彩を放つ。エッセイストとしても活躍している。 テレビ朝日系列『ウィークエンドシアター』レギュラー出演など、映画関連の仕事も多く手がけている。
詩集に『日月譚』他、エッセイ集に『猫連れ出勤ノート』、『東京枕草子』、新刊に翻訳を手がけた『ペルセポリス1・2(2007年カンヌ映画祭審査員賞受賞映画『ペルセポリス』原作。) 』他多数。
2006年からの企画で、新人の発掘と詩集出版のプロデュースも手がけている。