幸せはシャンソニア劇場から | ペットを愛する詩人・園田恵子のシネマ日記

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幸せはシャンソニア劇場から

幸せはシャンソニア劇場から

1930年代のヨーロッパでは、道化や大道芸、歌、踊りといった、様ざまな演目を出だす劇場が流行した時期がある。この映画で描かれるシャンソニア劇場も、そんなひとつだ。

「コーラス」をヒットさせたジャック・ペラン制作、クリストフ・バラティエ監督による最新作になる。

1930年代、パリの下町情趣が画面に溢れる

幸せはシャンソニア劇場から

1936年のパリ。ミュージックホール・シャンソニア劇場は下町の人々から愛される存在だが、不況のあおりを受けて、不動産屋のギャラビアに乗っ取られ、閉鎖に追い込まれてしまった。

劇場で働き、舞台を愛してやまないピゴワルは失業し、アコーディオン弾を夢見る一人息子のジョジョも、元妻に引き取られ、離ればなれになる。(このジョジョのアコーディオン場面で、1930年代ムードも最高潮に盛り上がる!)

フランス風ミュージカルを満喫

幸せはシャンソニア劇場から

ギャラビアと交渉したピゴワル、一ヶ月で公演を成功させようとするが…。愛する劇場を取り返し、職を得て、再び一人息子と暮らしたいと願うピゴワルを中心に、劇場をとり巻く人々の悲喜劇をミュージカル仕立てで撮りきっている。

ピゴワル役は「コーラス」、「バティチョールおじさん」のジェラール・ジョニョ。「フレンチ・カンカン」や「巴里祭」などをパリの下町情趣や、1930年代の雰囲気を描き、2008年のフランスで、130万人を動員したのもうなずける、極上のミュージカル・エンターティメントになっている。

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筆者・園田恵子プロフィール(公式HP
大学在学中、文芸誌からデビュー。第一詩集『娘十八習いごと』が出版される。 歌舞伎や能の要素を新鮮な視点で現代詩に取り入れた手法は、若い世代の詩人の中でも異彩を放つ。エッセイストとしても活躍している。 テレビ朝日系列『ウィークエンドシアター』レギュラー出演など、映画関連の仕事も多く手がけている。
詩集に『日月譚』他、エッセイ集に『猫連れ出勤ノート』、『東京枕草子』、新刊に翻訳を手がけた『ペルセポリス1・2(2007年カンヌ映画祭審査員賞受賞映画『ペルセポリス』原作。) 』他多数。
2006年からの企画で、新人の発掘と詩集出版のプロデュースも手がけている。