シェルター | ペットを愛する詩人・園田恵子のシネマ日記

ペットを愛する詩人・園田恵子による映画コラム。ペット好きならではの独自の視点から、さまざまな映画のコラムを多数掲載、今後も続々と新作映画コラムが追加されていくので、お見逃しなく!また、PS保険のご契約者様に向けたプレゼントも多数ご用意しております。 プレゼントについて

シェルター

圧倒的な衝撃性とリアリティを宿した本格派のスーパーナチュラル・スリラー

ハート・ロッカー
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「パラノーマル・アクティビティ」が全米で社会現象的な大ヒットを記録し、ミラ・ジョヴォヴィッチ主演の「THE 4TH KINDフォース・カインド」が登場。さらに巨匠クリント・イーストウッドが次回作では初めて超常現象をテーマにした「ヒアアフター」(原題)に取り組むなど、ハリウッドではスーパーナチュラル的題材を扱ったスリラーが急速にブーム化しつつある。

スウェーデン出身の気鋭監督ユニット、マンス・マーリンドとビョルン・ステインが放つ「シェルター」は、こけおどしのヴィジュアル・エフェクトに一切頼ることなく、徹底的にリアルなタッチを貫いた本格志向のスーパーナチュラル・スリラーである。彼らのアメリカ映画界進出をバックアップしたのは、「告発のととき」、「ザ・リング」などの質の高い話題作に携わってきた敏腕プロデューサー、ダーレン・カーマニョ・ロケットとマイク・マキャリ。「Re:プレイ」「“アイデンティティー”」といった人間の記憶や精神世界をモチーフにした迷宮的な異色スリラーで、映画ファンのド肝を抜いてきた鬼才マイケル・クーニーの驚くべき内容のオリジナル脚本を映画化した。

精神分析医が禁断の闇の果てにたどり着く、超常現象<シェルター>の驚愕の全貌とは?

ハート・ロッカー
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その想像を絶する怪事件は、ある謎めいた患者との出会いから始まった。精神分析医カーラが、解離性同一性障害(広義の多重人格障害)を患っていると疑われる青年デヴィッドの診察を開始する。

デヴィッドの内面を探っている最中、彼は突然アダムと名乗り、まったくの別人に豹変してしまう。さらにウェスト称する第三の人格が出現。カーラはそれぞれ実在するデヴィッド、アダム、うレスのいわく付きの過去を調べるうちに、科学では説明しようのない“シェルター”という超常現象の存在を突き止め、後戻りできない惨劇に巻き込まれていく……。

精神分析医と患者の対話を息詰まる緊迫感で見せていく「シェルター」は、人間の心の闇に切り込むサイコロジカル・スリラーの形をとって展開していく。ところが、じわりじわりと明らかになってくるこの物語の“闇”の深さは尋常なレベルではない。多重人格者らしき青年をめぐり、次から次へと浮かび上がってくる得体の知れないミステリー。やがてそのなぞは精神医学の常識をやすやすとふっ飛ばし、90年前から現代に至る歴史の中に封印された“禁断の闇”へと観る者を引きずりこんでいくのだ。

彼はただの虚言者か、それとも滅びの使者か。

ハート・ロッカー

カーラは、解離性同一障害疾患を認めていない精神分析医。ある日、デヴィッドと名乗る男の診察を始めると、別人格が現れた。このケースも単に彼が周囲を混乱させる愉快犯だと考えたカーラは、彼の身辺を探る内に、デヴィッドとは25年前に亡くなった故人であることが判明する。その間にもデヴィッドの人格は次々と入れ替わり、カーラの疑念は深まっていく。そしてカーラが導かれるようにして辿り着いた先は、時代に葬られていた血塗られた歴史だった……。彼は、ただの虚言者なのか。それとも現代に甦った滅びの使者なのか。この男に潜む闇は、科学では説明のつかない闇。決して触れてはいけないものだった──。

2010年3月27日()新宿バルト9ほか全国ロードショー!

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筆者・園田恵子プロフィール(公式HP
大学在学中、文芸誌からデビュー。第一詩集『娘十八習いごと』が出版される。 歌舞伎や能の要素を新鮮な視点で現代詩に取り入れた手法は、若い世代の詩人の中でも異彩を放つ。エッセイストとしても活躍している。 テレビ朝日系列『ウィークエンドシアター』レギュラー出演など、映画関連の仕事も多く手がけている。
詩集に『日月譚』他、エッセイ集に『猫連れ出勤ノート』、『東京枕草子』、新刊に翻訳を手がけた『ペルセポリス1・2(2007年カンヌ映画祭審査員賞受賞映画『ペルセポリス』原作。) 』他多数。
2006年からの企画で、新人の発掘と詩集出版のプロデュースも手がけている。