猫の銅蓄積肝障害(銅起因性肝炎)の症状と原因、治療法について

猫の銅蓄積肝障害(銅起因性肝炎)ってどんな病気?

銅蓄積肝障害(銅起因性肝炎)とは、肝臓での銅の代謝が悪くなり、銅が蓄積されてしまう病気のことです。

どうして症状が出るの? 原因は?

猫の銅蓄積肝障害は、銅の代謝障害によって引き起こされますが、これは遺伝によるものだと言われています。

そのため、親が銅蓄積肝障害を抱えていた場合、生まれてくる子どもも銅蓄積肝障害の可能性があります。

放置しておくと、慢性肝炎から肝硬変に進行する可能性がありますので、少しでも猫に銅蓄積肝障害の疑いがある場合は、早急に病院で受診するようにしましょう。

どんな猫が銅蓄積肝障害にかかりやすいの?

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猫の銅蓄積肝障害の症状とチェック項目

主な症状

猫が銅蓄積肝障害になると、主な症状として「食欲不振」「嘔吐」「下痢」「体重の減少」「腹水」などが見られます。

基本的に、銅蓄積肝障害の初期段階では、ほとんど症状が見られませんが、これらの症状が出始めた場合は、慢性肝炎や肝硬変などのリスクがあるとされています。

ただし、病気の進行具合や猫種によって症状は異なるため、必ずしもこれらの症状が現れるとは限りません。

上記ような症状が猫に現れた場合は、銅蓄積肝障害の可能性が考えられますので、できるだけ早く病院へ行くことをおすすめします。

健康状態の変化を見極めるためにも、日々のブラッシングやスキンシップの時間を大切にしなければなりません。

こういった「触れ合い」の時間を持つことは、健康状態の変化を察知するために欠かせないものだからです。

どうやって予防したらいいの?

猫の銅蓄積肝障害は遺伝によって起こるケースが大半なので、予防するのは難しいと言わざるを得ません。

しかし、早期発見によって重症化を遅らせることは可能です。

そのため、猫の日々の健康状態をしっかりと管理したり、定期的な健康診断を受けたりすることは極めて重要と言えるでしょう。

家族の一員である猫と末長く暮らしていくために、定期的に病院へ通い、健康状態を常に把握しておくことをおすすめします。

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記事監修:ペットメディカルサポート株式会社

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