肥満細胞腫

猫の肥満細胞腫とは、肥満細胞と呼ばれる皮膚や粘膜等に分布する細胞が腫瘍化、つまりガンになる病気です。

肥満細胞と言われると、肥満の猫がなりやすい病気だと勘違いされる事もありますが、肥満とは全く関係がありません。

肥満細胞は、身体の防御に重要な役割を担っており、アレルギー反応等を発生させるヒスタミンを放出する免疫に深く関係した細胞です。

肥満細胞腫にかかりやすい猫種

猫の肥満細胞腫の主な症状

内臓型肥満細胞腫は、その名の通り内臓に腫瘍が発生する病気です。

皮膚型と違い、目で確認する事ができない分、発見が遅れる場合が多いようです。

この内蔵型肥満細胞腫は85%以上の確率で悪性とされています。

また、小腸に発生した腫瘍が脾臓、肝臓へと転移しやすい事から、早期の治療が要となります。

症状が進行すると、元気がなくなる、食欲低下、体重減少、胃腸障害、痩せているのにお腹だけが膨らんで見える等の症状が見られます。

触診で体内のしこりを確認できる場合もあるようですが、そうなると既に末期である可能性が高いとされています。

肥満細胞腫の主な原因として

肥満細胞腫の原因は、ハッキリと解明されていません。

ただ、シャム猫の若齢期での発症率が高い事から、品種や遺伝による要因もあるのではないかと考えられています。

他には、多発性皮膚型肥満細胞腫において、猫エイズ(猫免疫不全ウイルスFIV)と関係があるのではないかと言われています。

肥満細胞腫の予防と対策

肥満細胞腫原因がハッキリしない為、予防も難しいと言えます。

皮膚型肥満細胞腫に関しては目視で確認ができるので、日頃のコミュニケーションの中でしっかりと確認を行い、異変にいち早く気付く事ができるようにしましょう。

予防には、早期発見・早期治療が大事ですので、普段から猫の様子をよく観察し、皮膚に異常が見られた場合は早めに動物病院に連れていくようにしましょう。