犬の股関節形成不全

大型犬 中型犬に多く見られる病気です。

犬の関節形成不全にかかりやすい犬種

大型犬 全般

ゴールデン・レトリーバー

ブリタニー・スパニエル

ラブラドール・レトリバー

犬の関節形成不全の症状

股関節形成不全とは、太ももの骨と骨盤を結合する股関節の形が先天的に異常な状態を言います。

一般的に、子犬のころははっきりとした症状が見られないことが多く、生後6ヶ月頃から少しずつはっきりとした症状が見られるようになります。

これは本来であれば成長とともに大きくなるはずの骨盤の骨が不完全で、太ももの骨がはまるソケット部分が小さすぎるために発生します。

主に腰が左右に揺れるような歩き方をしたり、うさぎ飛びやスキップのような仕草が見られます。

また後肢をうまく折りたためないため正常な座り方ができず後肢を投げ出すような座り方をするのも大きな特徴です。

犬の関節形成不全の原因

先天性・遺伝によるもの

およそ7割が遺伝に関係しているといわれています。大型犬・超大型犬(PS保険での犬種分類は大型犬)は小型犬・中型犬よりも成長の度合いが数倍大きく、生後60日の間に急激に体重が増加するため、股関節へ過度のストレスがかかりやすいからだと考えられています。

後天性の場合

発育期の生育環境が関係してきます。骨が急速に成長する生後60日の間に、股関節に対してどの様な力が加わるかという要因が、骨盤の形成に影響していることがわかっています。この時期に肥満過度の運動(モノを引っ張らせるなど)を行うと、異形成を起こしやすいといわれています。

発見するには

股関節形成不全は、歩き方や座り方に顕著に現れます。

また、歩くことや走ること自体を嫌がったりします。

歩き方がおかしい、座り方がおかしいからといって、必ずしも股関節形成不全であるわけではありませんが、他の疾患の可能性もありますので。

すぐに動物病院につれていきましょう。

予防

生後間もない時期の過ごし方で発症率を軽減できると考えられています。

食事の管理

生後間もない大型犬種は、非常に食欲旺盛でごはんを与えたら与えられただけ食べてしまう子が多くいます。

食事する姿が愛くるしくて、ついついごはんを与えたくなりますが、後2~3ヶ月は適切な摂取量を守りましょう。

運動について

同じく生後間もないころは、関節が安定するまで、無理な運動をさせることは避けて下さい。

※遺伝性疾患の場合や、補償開始日より前に獣医師に発見されている先天性異常、または既に発症している場合ならびに予防を目的とした費用は補償の対象になりませんので、ご注意ください。