変性性脊髄症

変性性脊髄症とはコーギーに多く発症例の見られる病気で、徐々に進行していく無痛性の脊髄の病気です。ゆっくりと進行していきますが、末期では死に至る非常に恐ろしい病気です。

変性性脊髄症にかかりやすい犬種

10歳頃より症状が現れることが多い

ウェルシュ・コーギー

ジャーマン・シェパード・ドッグ

犬の変性性脊髄症の症状

変性性脊髄症とは痛みの伴わない脊髄の病気で、病気の発見当初ジャーマン・シェパード・ドックに多い病気として報告されていましたが、近代では主にウェルシュ・コーギーが好発犬種として上げられます。この病気自体の発症は稀です。

この病気は前肢と後肢の間の真ん中の脊髄周辺から発症します。最初の症状は後肢に現れます。後肢の足先の感覚異常が現れます。それにより、後肢を擦って歩いたりナックリングと呼ばれる犬の肉球面が地面につかず足の甲の部分が地面についた状態がみられたりします。また、足先の感覚異常によって自分の足の位置が把握できないため、足を交差させながら歩いたり、腰が左右にふらふら揺れながら歩いたり不安定な歩き方をします。さらに症状が進むと下半身を支えることが出来なくなり、腰が落ちた状態で下半身を引き摺りながら前進します。この病気は痛みを伴わないため犬は後肢が動かなくてもどんどん歩いていくので後肢がアスフォルトに擦れることで傷ついてしまいます。

変性性脊髄症の病変はどんどん背骨に沿って頭の方に進行していきます。そのため次に前肢にも後肢と同じ様な症状が現れます。それにより犬は上半身を支えることができなくなり、動けなくなってしまいますので伏せの状態になり、最終的には寝たきりの状態になります。排便・排尿のコントロールが自分でできなくなってしまいます。

さらに病変が進行して首の脊髄にまで及んでしまうと呼吸障害が見られるようになり、最終的には呼吸不全となってしまいます。発症から約3年で首の脊髄まで病変が進むといわれています。

原因として

はっきりとした原因はまだ分かっていません。変異した遺伝子が原因ではと最近の研究では考えられていますが確定的な結論にはいたっていません。

発見するには

変性性脊髄症の多くは10歳位から、高齢になってから見られることがほとんどです。

初期症状が目にみえるので、歩行がおかしいなど見られた際には変性性脊髄症や椎間板ヘルニアなどの重い疾患の可能性が高いので病院に連れてってあげましょう。

ゆっくり進行していく病気ですが、とても恐い病気ですので早期発見がとても大事です。

予防

原因もはっきり分かっていないため、現在のところ明確な予防法はありません。

早期発見がもっとも大事な予防法に繋がります。

発症してしまった場合はその後のケアをしてあげることが大切になります。

※PS保険の車イス補償は事故による傷害が対象となっております。そのため変性性脊髄症による車イスは補償の対象外となります。