進行性網膜萎縮症

犬の進行性網膜萎縮症とは、犬の網膜の異常により、しだいに光を感知できなくなってしまう病気です。

遺伝により生じる病気になりますので、完治させるための治療法がないのが現状です。

罹患すると視力が低下し、最終的には失明に至ります。

犬が暗いところで異常な動きをするようになったら、すみやかに動物病院を受診させましょう。

進行性網膜萎縮症にかかりやすい犬種

犬の進行性網膜萎縮症の症状

犬の進行性網膜萎縮症の主な症状としては、視力の低下があります。

初期では暗いところで目が見えにくくなるのが特徴です。

夕方から夜にかけて物にぶつかりやすくなったり、つまずきやすくなったりしたら、こちらの病気が疑われます。

進行性網膜萎縮症は、進行性の病気であるため、しだいに明るいところでも目が見えにくくなります。

日中でも犬の活動量が低下したり、動作に異常がみられたりしたら、注意が必要です。

最終的には失明に至ります。また、二次的に白内障を併発することもあります。

犬の進行性網膜萎縮症の原因

犬の進行性網膜萎縮症の原因として、遺伝が挙げられます。

確かな治療法がありません。

進行性網膜萎縮症の遺伝子を持つ犬は、繁殖させないように注意しましょう。

現在では遺伝病を検査することも可能ですので、発症しやすい犬種を繁殖する際には事前に遺伝病検査を受けることをオススメします。

発見するには

犬の進行性網膜萎縮症を発見するには、日常生活での観察が大切になります。

暗い時間帯の散歩では犬の様子をよく観察し、動作に異常がみられたら、すみやかに動物病院で治療を受けさせてください。

遺伝病検査はこの病気の遺伝子を持っているかを検査するものになります。

遺伝病の検査の結果ノーマルであればこの病気を発症することはございませんが、キャリア(保因型)の場合は両親の片方から因子を受け継いでいるため、発症する可能性があります。

アフェクテッド(発症型)の場合は一番発症の可能性が高く両親両方から遺伝を受け継いでいる可能性があり発症の可能性も高いです。

予防

犬の進行性網膜萎縮症は予防法がないのが現状です。

病気の進行にともない視力が低下すると、犬はストレスを感じやすくなります。

可能な限りストレスなく暮らせるように、飼い主がサポートをしてあげましょう。

視力を失ってしまったワンちゃんに対しては以下のことに注意してあげましょう。

  • 階段など段差を上ることができても下りることはできません。
  • 音に対して過敏になっている為、散歩中、車の音などに怯えることがあります。
  • 急に触ったりすると過敏になっている為、攻撃してくることもあるので、触るときは必ず声を掛けて安心させましょう。

また、一番の予防はキャリア及びアフェクテッドの犬を繁殖しないことです。

特に発症していないからといってキャリアの犬を繁殖するとこの病気の遺伝をもった犬が更に増えてしまうことになります。

そのため、プードルやダックスフンドなどこの病気を発症しやすい犬種を繁殖する際には事前に遺伝病検査を受けることをオススメします。