猫にとって注意が必要な植物

猫を飼う時、あげてはいけない食べ物については調べることもあるとおもうのですが植物は意外に盲点になりがちです。

ガーデニングを趣味にしている人や植物を部屋の中で育てている家庭も少なくありません。

そんな趣味がないとしても、いただきもののお花を飾るなんてこともあると思います。

猫は木で爪とぎをしたり、動くものに反応するので、自宅あると案外あそんだりします。

今回は身近のある植物で猫が注意するべき植物を紹介します。

  1. ユリ科
  2. ナス科
  3. ツツジ科
  4. サトイモ科
  5. 季節特有の花
  6. もしも食べてしまったら
  7. 猫にとって有害な植物を食べさせない

猫の保険について

ユリ科の植物

ユリ科の植物は猫にとって毒になります。

ユリ中毒ともいわれています。

花や葉っぱを食べるのはもちろん危険ですが、切り花などを飾ってある花瓶の水を摂取するのも非常に危険です。


しかしながらユリ科のその成分が猫に中毒を引き起こしているのは未だ不明となっていますが、飾ってあった花をかじったり、花瓶の水を飲んでしまったり、することが原因で中毒を引き起こしてしまいなくなってしまうケースも実際ある以上猫に近づけるべきではありません。

特に腎機能が破壊されることが注意点で急性腎不全を引き起こすこともあります。

該当植物(ユリ)

  1. テッポウユリ 
  2. オニユリ
  3. コオニユリ

該当植物(以外)

  1. カサブランカ
  2. チューリップ
  3. ヒヤシンス(現在はユリ科ではない) など

猫がユリ科の植物を食べてしまった時の症状

嘔吐・流延などの軽度な症状が口に入れた数時間後に発症することがあります。

その後腎臓系の症状が現れたら危険です、尿量が低下または全くしなくなります、ほかにも脱水症状が見られます。

ユリ科の植物を口にした後、嘔吐などの症状がみられた時点で病院に駆けつけるのが正解です。

ナス科の植物

ユリ科と同じくらい注意が必要なのはナス科の植物です。

ナス科にはアルカロイドと呼ばれる成分がふくまれています。

ジャガイモの芽をとるのはこのソラニンと呼ばれる成分がアルカロイドの一種であり毒性をもっているからです。

特にトマトは注意

とくに注意したいのが気軽に育てることができるトマトです。

熟した実については何の問題はないのですが、熟していないトマトや葉っぱ、茎にはトマチンと呼ばれる成分がふくまれており、これもアルカロイドの一種になります。

猫がいる家庭では育てないまたは、猫が入れない場所で育てましょう。

該当植物

  1. ナス
  2. トマト
  3. プチトマト
  4. ホウズキ
  5. ジャガイモ
  6. ニオイバンマツリ など

症状

嘔吐・下痢、ひどい場合ですと流延、呼吸困難、動悸、血便、麻痺、痙攣など

実の部分の食べる場所については特に問題はないのですが、葉、茎などの通常食べないところについてはアルカロイドが多く含まれていますので症状が強く出ることがあります。

サトイモ科の植物

サトイモ科の植物と言われるとピンとこないかもしれませんがカラーやポトスなどの観葉植物として有名な植物はサトイモ科になります。

原因は含まれるシュウ酸

サトイモ科の植物の茎や葉っぱにはシュウ酸が多く含まれています。

これはサトイモから作られるとろろなどにも含まれていて、とろろや山芋をたべると口の周りが痒くなる人もいると思うのですがこれはシュウ酸カルシウムの針状の結晶が肌に刺さることにより発生しています。

これとおなじ原理で猫にも症状が出ることがあります。

該当植物

  1. カラー
  2. ポトス
  3. スパティフィル
  4. アイビー
  5. フィロデンドロン
  6. ディフェンバキア
  7. アンスリウム
  8. モンステラ

など

サトイモを食べた時の症状

口の中の痒み、流延、など、ひどい場合は気道閉塞や痙攣などの神経症状が現れることがあります。

また、サトイモにはシュウ酸カルシウムがふくまれていますので尿路結石になりやすい猫ちゃんには与えないほうがいいでしょう。

ツツジ科の植物

ツツジにはグラヤノトキシンと呼ばれる有毒成分が含まれています。

グラヤノトキシンは細胞が興奮状態にする作用があり、これにより中毒を引き起こします。

このグラヤノトキシンはツツジ科の全植物にふくまれています。

ツツジの密にも注意

ちなみにツツジの蜜にもこれは含まれています。

子供のころ道端に咲いていたツツジの蜜を吸ったりしたこともあるかと思いますが、それは少量なため特に症状が現れないという形になります。

該当植物

  1. ツツジ
  2. シャクナゲ
  3. サツキ
  4. ハナヒリノキ
    など

ツツジ科を食べた時の症状

嘔吐・下痢・流延・食欲不振・元気消失(脱力)・不整脈 など

ひどい場合にはショックなどの発作や肺水腫を引き起こす可能性もあります。

季節特有の花

こちらでは季節ごとに猫にとって有害な花を紹介します。

アジサイ

六月の風物詩ともいえるアジサイ科アジサイ属の植物。様々な色がありとても美しい花になりますが、アジサイのつぼみ、葉、根には青酸配糖体と呼ばれる物質が含まれています。

青酸配糖体はアジサイの分解酵素や胃の消化酵素と反応することでシアンが生成されます。

シアンは人にたいしても有毒なものになります。

症状

嘔吐・下痢・元気消失、重篤な症状の場合、動悸・息切れ、痙攣、麻痺、呼吸困難に陥り最悪の場合なくなってしまうこともあります。

アサガオ

お子さんがいる家庭では学校の課題でアサガオを育てることもあるとおもいます。

何気なく育てているアサガオにはファルビチンとコンボルブリンと呼ばれる成分が含まれています。

これらは種にふくまれていますが、ツルや葉っぱなどにもふくまれています。

症状

嘔吐・下痢・血圧低下など

ヒガンバナ

ヒガンバナは曼珠沙華ともよばれるヒガンバナ科ヒガンバナ属の花になります。

日本では秋のお彼岸の頃に開花するのでヒガンバナと呼ばれています。

ヒガンバナにはナス科の植物同様、アルカロイドが含まれているため中毒をひきおこします。

鱗茎(球根のめくれる部分)に特に多く、ネズミや虫よけとして田んぼの間や墓地などに植えられていました。

おなじヒガンバナ科の植物であるアマリリスやスイセンも同様に注意が必要です。

また、猫の中毒を引き起こすことで有名なネギもこのヒガンバナ科に属します。

症状

嘔吐・下痢・腹痛・流延、重篤なばあいは中枢神経麻痺、最悪は死に至ります。

皮膚の接触により皮膚がかぶれてしまうこともあります。

ポインセチア

クリスマスの季節に飾る家も多いとおもいますが、ポインセチアも注意が必要です。

ポインセチアはトウダイグサ科の植物でこれにはフォルボールと呼ばれる毒が含まれています。

致死的な毒ではありませんが、ポインセチアを食べて子供がなくなってしまった例もありますので、注意が必要です

症状

嘔吐、下痢、皮膚炎

もしも食べてしまったら

中毒性の高い植物などを、もしも口にしてしまったら無理に吐かせたりせず、病院につれていってあげましょう。

獣医師に伝える際は情報の整理を

【いつ】【なにを】【どのくらい】食べたかを獣医さんになるべく性格につたえることがポイントになりますので、わかる範囲でメモしておきましょう。

植物の中毒は即効性があるものは多くないので、動物病院に行くべきか否かの判断がつかないときもあると思います。

そんな時はかかりつけの病院に電話をしてみるといいでしょう。ネットの情報では大丈夫な量と書いてあっても猫には個体差があるので気を付けましょう。

ペット保険の契約者のサービスとしていつでも獣医師に電話できるサービスはこういったときにとても役に立ちます。

猫にとって有害な植物を食べさせない

猫が中毒を起こしてしまう植物は約700種類あるといわれています。

家に置くときは調べる

上記で紹介した植物はほんの一部にしかすぎません。家の中に植物を設置したいときには一度調べてみることをおすすめします。

猫にとって植物は玩具代わり

猫は好奇心旺盛なのでお家に新しいものがくるといじったり遊んだりすることが多いです。

特に観葉植物は蔦状のものだったりすると、猫は動くものに敏感なのでおもちゃのように扱うこともあります。

切り花にも注意が必要

一番あるのが切り花を生けている水を口にすることで中毒を起こすケースが多いのでユリやアジサイなどの切り花を飾るのは避けましょう。

猫の保険について

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記事監修:ペットメディカルサポート株式会社

動物病院での実務経験をもつベテラン獣医師および動物看護師が多数在籍するペット保険の少額短期保険会社。スタッフ全員が動物好きなのはもちろんのこと、犬や猫といったペットを飼っている者も多いので、飼い主様と同じ目線に立ったサポートに取り組んでいます。