アメリカン・コッカー・スパニエル

こちらのページでは、アメリカン・コッカー・スパニエルのかかりやすい疾患やその特長についてご説明致します。

d001.jpg

アメリカン・コッカー・スパニエル犬が罹りやすい疾患

  • 皮膚病(アトピー性皮膚炎・原発性脂漏症など)
  • 外耳炎
  • 白内障・緑内障
  • 膝蓋骨脱臼
  • 拡張型心筋症
  • 甲状腺機能低下症

アメリカン・コッカー・スパニエルとは

アメリカン・コッカー・スパニエルとは名前のとおりアメリカ合衆国が原産国です。

しかし、名前の「スパニエル」というのはスペインの猟犬という意味といわれており、ルーツの根本はスペインから来た犬と考えられています。ほかにも「スパニエル」がつく犬種は多くそのほとんどが鳥猟犬であるという特徴があります。「コッカー」とはヤマシギという意味で元々はヤマシギを狩る際のパートナーとして活躍していました。

1620年にメイフラワー号でアメリカへ最初に渡った1頭がコッカー・スパニエルだったといわれています。その後も移民がコッカー・スパニエルをアメリカに持ち込みました。その中にマールボーロ系のスパニエルが含まれていました。この系統は小柄で頭部が丸く、マズルが短いのが特徴でした。

そして当時猟犬として飼われていたスパニエルとはタイプが異なり、ほとんどが愛玩犬として飼育されていました。

これを中心に愛玩犬向きのコッカー・スパニエルを中心に選抜しました。

これがアメリカン・コッカー・スパニエルの背景といわれています。

アメリカでは実際に鳥猟犬が活躍していますが、アメリカン・コッカー・スパニエルは鳥猟犬としてではなく、愛玩犬として改良が続けられました。

その結果、アメリカン・コッカー・スパニエルは元となったイングリッシュ・コッカー・スパニエルとは異なる顔立ちや被毛の美しさが目立つようになり、トリミングが盛んに行われるようになりました。

しかし、アメリカでショーが始まった1870年代から1945年までアメリカン・コッカー・スパニエルとイングリッシュ・コッカー・スパニエルはコッカー・スパニエルとして同じ括りで審査をされていましたが1945年にアメリカン・ケンネル・クラブはアメリカン・コッカー・スパニエルとイングリッシュ・コッカー・スパニエルは別犬種であることを宣言し、展覧会でも別区分としました。

また、ディズニー映画『わんわん物語』ではアメリカン・コッカー・スパニエルが主人公となったことから世界中に知られ人気となりました。

アメリカン・コッカー・スパニエルの容姿

アメリカン・コッカー・スパニエルは最も小型の鳥猟犬になります。

そのため愛玩犬ではありますがコンパクトでしっかりとした体つきをしています。

大きさはJKCでは理想的な体高はオスで38.1cm、メスで35.6cmと言われています。一般的にはオスは体高:37-39cm 体重:7-14kg、メスは体高:34-37cm 体重:7-14kg位になります。

アメリカン・コッカー・スパニエルは顔の彫りが深く、四肢は前足がまっすぐなのに対し、後ろ足は傾斜しているのが特徴となっています。

イングリッシュ・コッカー・スパニエルとは名前は似ていますが、見分けるのは難しくありません。アメリカン・コッカー・スパニエルはイングリッシュ・コッカー・スパニエルに比べて頭頂部がやや平らで、口吻が短めに詰まっています。

また被毛も厚くなっています。

アメリカン・コッカー・スパニエルの被毛はシルキーで長いのが特徴であり魅力の一つです。

色はバラエティーが豊富で大きく4つに分類されています。

ブラック・バラエティー

ブラック単色やタン・ポイントがあるブラックを含みます。

アスコブ・バラエティー

アスコブ(ASCOB)とはAny Solid Color Other Than Blackの略称でブラック以外の単色のことを指します。非常に明るいクリームからダーク・レッド、ブラウンも含みます。

パーティー・カラー・バラエティー

2色以上の明確にはっきりと区別できる単色になります。そのうちの一色はホワイトでなければなりません。ブラック&ホワイトやレッド&ホワイト、ブラウン&ホワイト、ローン(地色に白毛が細かく混ざったもの)やトライカラーまで見られます。

アメリカン・コッカー・スパニエルの性質

アメリカン・コッカー・スパニエルは優雅な見た目をしていますが、基本的に自由で、明るく、好奇心旺盛で人懐っこい性格をしています。また穏やかな気質で、警戒心や神経質な点は少ないと言われています。

そのため飼いやすいといわれています。頭がいいのでしつけもしっかり覚えていきます。いくら飼いやすいといわれていても子犬のうちからしっかりしつけをしないと大きくなった時に苦労します。

また、体力があり運動が大好きです。散歩は毎日1時間程度が理想とされています。また、太りやすくもありますので運動不足には気をつけましょう。 遊びも好きですので、ドッグスポーツなどにも向いています。

アメリカン・コッカー・スパニエルはトリミングが必要な犬種となります。カットのスタイルで代表的な足元に向かって毛のボリュームを広げるスタイルは美しいですが手入れが大変で毛玉になりやすく皮膚病のリスクもあがります。

そのため一般的には短いスタイルの方がよく見られます。トリミングは1ヶ月~1ヵ月半位に1回のトリミングが必要です。

しかしながらどんなスタイルでも毎日のブラッシングを心がけましょう。