チベタン・マスティフ

チベタン・マスティフのかかりやすい病気と特徴についてご案内いたします。

すでに一緒に暮らしているご家族の方、これから家族に迎え入れられる方は、ペット保険加入をご検討の際にお役立てください。

チベタン・マスティフ

かかりりやすい病気

  • 股関節形成不全

チベタン・マスティフとは

チベタン・マスティフとはチベットを原産とする大型犬で、別名「チベット犬」や「東方神犬」などと呼ばれることもあります。

ほかにもドーキー(do-khyi)とも呼ばれています。

チベタン・マスティフは古来よりヒマラヤ山脈で作業犬や、チベットやネパール、中国、モンゴルなどの中央アジアの地域にて家畜や僧院、宮殿などの護衛犬として活躍していた犬種になります。

いまだに多くの謎に包まれている犬種で様々な説が提唱されています。

世界の大型犬の原種としても考えられており、犬学者の中は全ての大型犬マウンテン・ドックおよびマスティフ・タイプの祖先にあたる犬がチベタン・マスティフであると考える学者もいました。

また、マルコ・ポーロの「東方見聞録」など多くの歴史的な文書についてこの犬種について「肉体的や精神的な印象強さ」を評価しています。

ヨーロッパへ初めて紹介されたチベタン・マスティフは1847年に当時のインド総督であるハーディング卿よりヴィクトリア女王に送られた雌の犬になります。

その後1880年代には当時のイギリスの皇太子であったエドワード7世が2頭のチベタン・マスティフを持ち帰りました。

しかし戦争によりイギリス国内のチベタン・マスティフはほぼ絶滅状態となります。

さらに1949年の中国チベット併合により原産国のチベット内でのチベタン・マスティフは激減しました。

しかしすでにヨーロッパやイギリス、アメリカに輸出されていた血統を基にして繁殖計画が立てられ、なんとか絶滅の危機を回避しています。

現在は中国では国家第二類保護動物に指定されています。

チベタン・マスティフの容姿

チベタン・マスティフの大きさはJKCのスタンダート標準で雄が体高66cm以上、雌で体高61cm以上の大型犬になります。

体重はスタンダートの規定はありませんが雄で約45-73kg位、雌で34-54kg位になります。

外貌は全体的に重量感がありどっしりとした体つきです。

また、力強く恰幅もよく骨太です。適応能力があり様々な気候でも適応します。

成長するまでに時間がかかり雄で4年、雌でも2-3年ほど要するとも言われています。

チベタン・マスティフの特徴として頸背から頸側の長く厚いメーンとよばれる飾り毛があります。

被毛は細いですが毛質は粗く、真っ直ぐで開立しており、厚く生えています。

上毛はあまり長くありません。

ウーリーな下毛は季節によって量がかわり、寒い時期には下毛が密に生えていますが暖かい時期には薄くなります。

雄の方が雌より毛量が多く豊かです。

色はリッチ・ブラック、ブラック&タン、ブルー、ブルー&タン、濃いフォーンから深いレッドまでのゴールドがあります。

どの色においても混じりけのないものほどよく、タンについては大変鮮やかな栗色から薄いものまで見られます。

眼の上や脚の下部、尾の裏、マズルにタン・マーキングがみられ、眼の周りのスペクタクル・マーキングがある子もいます。

チベタン・マスティフの性質

チベタン・マスティフは元々軍用犬や作業犬として活躍してきた体の大きい犬になります。

そのため他の大型犬同様しっかりしつけをしないと事故に繋がることがあります。

チベタン・マスティフは非常に勇猛な犬種で、この犬種がどうかを調べる際にトラの檻の前に連れて行って、怖気づくかどうかを確認するなどの逸話が残されている程になります。

そのため警戒心も強く、物怖じせず、家族を外敵から守ろうとしてくれますので、しっかりしつけをしていれば心強い番犬となってくれるでしょう。

しかしペットとして迎えるにはかなり難しい犬種となり、かなり熟練したドックトレーナーでも難しいといわれています。

また、性格だけではなく体の大きさ力の強さから制御が出来ないことも大きいといわれています。

飼育するにあたっても大型犬になりますのでスペースをしっかり確保する必要があり、十分な運動量が必要になります。

チベタン・マスティフの飼育が難しい理由として高額であるということがあります。

チベタン・マスティフは希少種で日本でも飼育している人はごく僅かとされています。

中国では富裕層の象徴ともいわれており、年に一度しか発情期がこないことや純血種の数が元々少ないことが希少価値を高めています。

価格の相場は安くても100万といわれており、少し前で、中国にて億単位で購入があったというニュースもありました。