わんにゃん健康ノート

桜ちゃん(♀)とクッキーくん(♂)

Profile

010.

桜ちゃん(♀)とクッキーくん(♂)

柴犬とトイ・プードル 1歳 --

柴犬の桜ちゃんとトイ・プードルのクッキーくんは、飼い主である松島さんのお宅で約1年前に同時にお迎えしたそう。多頭飼いのご家庭はこれまでも紹介してきましたが、初めてのドッグオーナーライフをいきなり犬種の違う2頭でスタートさせたというのはかなり珍しいケース。犬種違いの子犬2頭のお迎えからしつけまで、なかなか興味深いお話を聞くことができました。

柴犬の桜ちゃんとトイ・プードルのクッキーくんは1歳のやんちゃざかり。犬種の違う2頭の子犬を同時にお迎えしたその理由とは?!

犬種の違う子犬を同時にお迎えしたのはどうしてなのでしょうか?

「いつか家を建てたら犬を飼おうと家族で話していたんです。そして、ちょうど1年ほど前に念願のマイホームを建てたので、妻と娘と息子の家族4人で犬について色々勉強し始めたんです。犬を飼っている方に話を聞いたり、ペットショップに行ったりして。すると娘は柴犬を、息子はトイ・プードルをそれぞれ飼いたいといい、私は黒ラブがよくて、妻は小型犬1頭なら・・・と、それぞれの思惑は違ったんですが、ある日近所のペットショップに行ったら、誕生日がまったく一緒のかわいい柴犬とトイ・プードルの子犬がいて・・・。私の黒ラブ案はそもそも却下されていたのですが(笑)、柴犬とトイ・プードルについては、子供たちがそれぞれちゃんと面倒をみるというので飼うことにしました。責任を持って育てて欲しかったので、カメラの前に子供たちを立たせて、『ちゃんと面倒をみて大事に育てます』という内容の誓いの言葉を動画で撮影して残しました」

実際に同時に2頭をお迎えしてみていかがでしたか? お子さまたちはちゃんと面倒をみていますか?

「まず、子供たちに1頭ずつ担当させたことで、それぞれに責任感が芽生えたのがとてもよかったと思っています。1年経った今でもきちんとそれぞれの犬の面倒をみています。朝ご飯をあげるのも、散歩のときにリードを持つのもそれぞれです。犬たちも自分の主人が誰であるかを理解しています。

また、犬たちにとっても同時に我が家にやってきたのは、結果的によかったと思っています。我が家において桜ともクッキーとも平等に向き合うことができますから。たとえ数日でも違えば、やっぱり何かしら差が出て、それぞれに気をつかわなくてはいけないことになっていたと思うんです」

犬種による違いについて、実際に飼ってみて感じたことを教えてください。

「桜は女の子ですが、柴犬らしく、気が強く頑固でマイペース、独りになりたがることが多いです。普段家族がリビングでくつろいでいるときでも、桜は全体を見渡せる部屋の隅から眺めていることが多いです。一方、トイ・プーのクッキーは正反対で、人なつこくて、ずっと誰かのそばにいたがります。桜とも遊びたくてしょうがないのですが、桜にはうっとうしがられることも多いんです。犬2頭の序列でいうと完全に桜が上です。姉弟という感じです。

犬種による性格の違いによって、しつけが一筋縄でいかなかったのは大変でしたね。特に桜は頑固なので、根気よくしつけました。あと、それぞれに適した散歩時間も違うので、犬種違いの多頭飼いをする場合は、そういった運動量などへの配慮も必要だと実感しました」

初めての子犬のお迎えはワクワクがいっぱい!

初めての子犬のお迎えはワクワクがいっぱい!

この寝姿には誰もが癒されてしまいますね♪

この寝姿には誰もが癒されてしまいますね♪

お友達もたくさんいます

子犬の頃の2頭。おすまし顔で記念撮影

桜ちゃんのお気に入りスペースその1

桜ちゃんのお気に入りスペースその1
キッチンカウンターの下

桜ちゃんのお気に入りスペースその2

桜ちゃんのお気に入りスペースその2
リビングの隅

好奇心旺盛で人なつこいクッキーくん

好奇心旺盛で人なつこいクッキーくん

とても楽しそうな松島さん一家の生活。ワンちゃんたちがやってきて家族の会話が増えたそうです。

2頭とも吠えたりせず人なつこいですよね。社会化を意識してしつけをされたのでしょうか?

「はい、意識はしました。ただ、しつけというよりも、飼う時にペットショップの方に『とにかく沢山なでてあげてください』とアドバイスをいただいたのでその通りにしたんです。家族はもちろん、家にやってきた友人などにも意識してなでてもらうようにしました。ホームパーティーを開くことも多いので、小さい頃から沢山の人に文字通りふれあえたのがきっとよかったんだと思います。

そういう意味では2頭とも性格はおだやかで、飼っているハムスターともふれあうことができるんですよ。2歳になるハムスターがいて、最初はおそるおそる手の中で見せたのですが、特に危害を加えることもなさそうだったので、離してみたらなんとなく仲良く(?)しています。あくまでも犬目線で、ハムスター自体はちょっと困っているとは思うのですが(笑)」

まだ桜ちゃんもクッキーくんも1歳になったばかりということで、病気をしたことはないと思うのですが、健康管理についてはどのようにされていますか?

「まだ1歳なので、元気いっぱいで病気もしたことはありませんし、今はピンとこない部分もあるのですが、これから起こりうる病気のリスクとその予防について、今から勉強しておかないと、とは思っています。もちろん毎日の適度な運動と、定期的な予防接種と健康診断はきちんとしようと思っています。

お手入れに関しては、クッキーは1ヶ月に1回トリミングに出していて、桜もシャンプーと爪切りはクッキーのトリミングの際に一緒にしてもらっています。生活面の工夫でいうと、犬の足腰にやさしい滑りにくい床材を使っているのと、全館空調にしています。どこに行っても同じ温度に保たれていると、人にとっても犬にとっても快適に過ごせますのでおすすめです」

親子4人+ワンちゃん2頭の生活はとてもにぎやかで楽しそうですね! 念願のドッグオーナーライフはいかがですか?

「私の黒ラブオーナーの夢はまだ叶っていないので満足はしていませんが(笑)・・・、家族全員非常に満足しています。子供達も思春期を迎える年頃になってきて、本来なら親と話すのを嫌がるようになってくる時期だと思うのですが、桜とクッキーがきたことによって、家族の会話が増えました。

特に父娘2人で出かける機会はあまりないはずなのですが、桜がいるので2人で散歩に行けるんですよね。そうすると自然にいろいろな話もできますし。特別な話でなく、日常の出来事について話す時間が持てるのは貴重で、これは犬たちがいてこそだと思いますし、本当によかったと思っています」

素敵なマイホームでの愛犬2頭との暮らしは、誰もが憧れるような幸せな家族の図そのものでした。それは家族全員で犬を飼うことについてきちんと話し合い、それぞれがきちんとルールを守り、楽しみながら各自の役割を果たしているからこそのものだと感じました。家族と犬の信頼関係をきちんと築くことが大事ですね。

去勢手術から帰ってきたクッキーくんに寄り添う桜ちゃん。姉弟愛

去勢手術から帰ってきたクッキーくんに
寄り添う桜ちゃん。姉弟愛

じゃれ合いOKなときには
こんな風にお腹を見せます

じゃれ合いOKなときには
こんな風にお腹を見せます

ハムスターとも仲良くできます

ハムスターとも仲良くできます
桜ちゃん(♀)とクッキーくん(♂) プロフィール写真
名前
桜ちゃん(♀)とクッキーくん(♂)
種類
柴犬とトイ・プードル
年齢
1歳
性別
--
体重
7.5kg・4kg
同居動物
有・ハムスター
大好きなこと
桜ちゃん:綱引き、川遊び、小さな虫を追いかけて食べる、全家族 を見渡せる場所での休息、きゅうり、スイカ、氷
クッキーくん:ボール遊び、外の壁や柱で体をこする、誰かにピタッと寄り添って寝る、桜ちゃんを挑発して追いかけられる鬼ごっこ
Blog
Facebookページ「柴犬とトイプー」

獣医師さんのワンポイントアドバイス

初めての愛犬生活で柴犬とトイ・プードルという犬種の異なる2頭を同時に飼い始めたというお話には驚きました。というのもかなり上級者向けの飼い方だと思うからです。多頭飼いでは、先住犬問題などが挙げられるように2頭の相性がとても重要です。

飼い主の松島さんもおっしゃっているように柴犬は警戒心が強く、群れるよりもマイペースに独りで過ごすことを好み、トイ・プードルは家族にふれあいを求め供に行動することを好みます。それは柴犬は猟犬として、トイ・プードルは愛玩犬としての長い歴史があるからです。

松島家ではご家族全員が柴犬とトイ・プードルそれぞれの犬種のことをよく勉強され、深い愛情や強い責任感によって、犬種違いの2頭を同時に育てるのに理想的な飼育環境を作り出すことに成功されたんですね。

まだまだ若い桜ちゃんとクッキーくんですが、成長していくにあたって犬種それぞれで罹りやすい病気や生活面での注意事項も変わってきます。

柴犬は外耳炎などの耳疾患を患うことが多く、(まだまだ先の話ですが)老犬になると痴呆が出ることが多い犬種です。日常的に耳の汚れ等のチェックは欠かさないようにしましょう。痴呆を防止する具体的な方法は未だ確立されていませんが、DHAやEPAなどの不飽和脂肪酸を主成分とするサプリメントに効果があるという事例が多数報告されています。かかりつけの獣医さんに相談しつつ情報を集めてみてください。

トイ・プードルは口腔内疾患や関節の問題を抱えることが少なくありません。毎日の歯磨きやお散歩などの適度な運動で、病気予防を行ってあげてください。

これからもご家族みんなで2頭の健康を守りつつ、幸せな飼育環境を作っていってくださいね。

高須覚院長

HANA-PECHA Animal Clinic
(ハナペチャアニマルクリニック)

高須覚院長

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