マックス くん
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マックス くん
ソマリが好きな方ならきっと一度は訪れたことがあると思われる人気のソマリサイト「Somali is (ソマリイズ...)」のメインキャラクターであるマックスくんの登場です。「Somali is (ソマリイズ...)」は、ソマリの性格や飼い方、魅力などソマリに関する情報を、マックスくんのオーナーさんご夫婦が飼い主目線で配信しています。今回は奥様のマックスママさんにお話を伺いました!
出産後の里帰り中に旦那さんとすっかり仲良くなりました!
元々はマックスママさんが主にマックスくんの面倒をみていたせいか、なんとつい最近まで旦那様にはまったくなついてなかったそうなのです。
「じつはつい最近まで、旦那さんの姿を見るだけでシャーシャー言ってたんです。嫌いとか慣れないとかの次元ではなくて、常に敵を警戒している感じで...。でも今年の6月に私が出産して里帰りすることになって、その間、旦那さんに世話をお願いしたんです。そうしたらすっかり距離が縮まって、今では抱っこもできるし、マックスから甘えに行くほどで。旦那さんにマックスを託して最初はどうなることかと心配だったんですけど、奇跡でも起きたかのように仲良くなって、本当によかったと思っています」
マックスくんからしたら、「ご飯をくれてトイレもきれいにしてくれる人は今はこの人しかいないようだ...。どうやら悪い人ではなさそうだし、この人と仲良くしてみようかな...」という感じだったのでしょうか、様子を見ながら徐々に、でも意外に早くその距離は縮まったそうです。
野性の強い猫は警戒心も強いけれど、生きていくために順応する能力も高いのでしょうか。旅行に行くために動物病院に預けたときも最初は警戒していたのに、迎えに行ったときはすっかりリラックスしていた様子で、ご飯もちゃんと食べていたそうです。
マックスママさんが出産後に赤ちゃんを連れて戻ってきたときも、初日こそは今までの生活にはなかった赤ちゃんの泣き声にビックリした様子はあったものの、次の日からはすっかり受け入れ"お兄さん"的に見守るようになったそうです。
子育てに忙しいマックスママさんに代わって、今ではすっかり旦那様がマックスくんの面倒をみてくれているのだとか。ご飯やトイレの世話だけでなく、運動量が多いソマリという猫種の特性に配慮して意識して遊ぶ時間を設けたり、長毛なので毛玉予防のために1日3回ブラッシングしたり...。
ちなみにマックスくんのお気に入りおもちゃは"ストロー"だそう。市販されている様々な猫おもちゃを試してみたもののすぐに飽きてしまって、結局一番マックスくんに評判がいいのが"ストロー"で、先を適当に折り曲げたストローに紐をつけたもので遊んであげると喜ぶそうです。
信頼できる獣医さんがいたおかげで結石の症状もなくなりました!
首周りにふわふわの飾り毛をたくわえキリリとした顔立ちで、さすがソマリというゴージャスな容姿のマックスくん。普段食べているものが気になって伺ってみると、2年前に結石を患って以来、なんと茹でた鶏肉だけというから驚きです。
「あるときトイレでニャーニャー鳴くようになったんです。オシッコが出たことを教えてくれたのかな...くらいに考えていたんですけど、1~2週間したら血尿が出ちゃって。
近所にとても評判のいいカリスマ的な獣医さんがいるというのを知っていたので、そこで診てもらったら結石だったんです。その時点で結構な量の石が出てて...。かなり痛かったと思うんですよね。トイレで鳴いている時点で気づいてあげられなくて本当に申し訳なかったなと反省しました。
そして、その先生に食事は鶏肉にしてくださいと言われたんです。先生は猫は肉食だから鶏肉でいいんですとおっしゃって。たまに野菜を少しだけ刻んで混ぜることもありますが、基本は茹でた鶏肉だけです。最初はそれだけでいいのか少し不安もありましたが、飽きることもなく食べ続けてますし、その後は結石も出ずに健康そのものです」
近所に信頼できる獣医さんがいてよかったと話すマックスママさん。以前、首の横の毛が少しはげたときもシャンプーのしすぎを指摘され、指示された通りにしたらすぐに元通り毛が生えてきたそうです。
「飼い主に対してものすごい厳しい先生で、大抵の飼い主さんはいつもすごく怒られてます(笑)。でも動物には本当にやさしいんですよ。厳しいけれど、先生のおっしゃる通りにしたら治ったという実体験があるので、とても信頼しています。マックスは今5歳でまだまだ元気ですが、それでも、シニアといわれる年齢はもうすぐですから、そう思うと信頼できる獣医さんが近くにいて本当によかったなと思っています」
取材中はほとんど姿を見せてくれなかったマックスくんでしたが、普段の様子を伺うと、「名前を呼ぶと、ちゃんとそばに来るのがかわいいですね。なんとなくですけど"ごはん"とか喋るように鳴くのも面白いですし、表情も豊かです。性格はマイペースのビビリです」とのこと。
ご夫婦でコミュニケーションをよく取り、お互い協力しながらできることをできるほうがするという体制で赤ちゃんとマックスくんの面倒を見ている姿は、"3人家族で猫を1匹飼っている"というよりは、仲良しの"4人家族"という印象を強く受けました。
獣医師さんのワンポイントアドバイス
ソマリはゴージャスな容姿から「ツンツンしている猫なんじゃないか」と思われる方も多いようですが、当院にくるソマリたちも始めは警戒していても、基本的には甘えん坊で無邪気、そして陽気な子が多いです。マックスくんも人懐こくコミュニケーション能力が高い猫ちゃんなのではないでしょうか。
長毛種の猫ちゃんは毛玉トラブルが本当に多く、毎日のブラッシングが欠かせません。「くしで毛をとかすだけ」と軽く思われがちですが、毎日行うのは意外と大変です。
最初は小さい毛玉でもすぐに大きく、そして固くなり、皮膚トラブルにもなりかねません。マックスママさんの旦那様は日に3回も行っているとのこと、素晴らしいですね。
ソマリは繊細な体質の子が他の猫種にくらべて多いため、年齢を重ねるほど"小さな変化への気づき"が重要になります。やはり今後は重大な疾患などへの早期治療に備えて定期健診や内臓に負担がかかりにくいお食事への切り替えなどの必要性が高まってくるでしょう。