ミッキーくん
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ミッキーくん
今回ご紹介するのは、クリームのロングコートがとってもきれいなミニチュアダックスフンドのミッキーくん。オーナーのtomo-mickeyさんは、手作りゴハンを取り入れたり、ワンちゃん用のお洋服やグッズの制作・販売もされています。ミッキーくんの普段の生活から健康管理、手作りについて伺いました。
元々東京で暮らしていたtomo-mickeyさんですが、1年半ほど前に沖縄に短期移住されたとのこと。間もなく東京に戻られるそうなのですが・・・。
沖縄でのミッキーくんとの暮らしはいかがでしょうか?
「基本的な生活は東京とそう変わらないのですが、砂浜や大きな公園があるのでのびのびできていいですね。運動がしやすいです。ただし、夏の暑さは厳しいので、夏の間は朝5時半に起きてお散歩に行っていました。夏以外は夕方にお散歩に行くのですが・・・」
お散歩ではどのくらい歩くのでしょうか?
「40分くらいです。じつはミッキーは私と2人でただただ歩く"普通のお散歩"が苦手なんです。怖がりなので物音や人が気になって歩けなくなっちゃうんです。ドッグランやお友達のワンちゃんたちとのお出かけは"好きなこと""楽しいこと"が沢山あるからそちらに気をとられて、楽しく過ごせるんですけど。
でも、しっかりした筋肉があったほうがいいなと思って、なるべく歩かせるようにしています。最近は歩かせるコツをつかんだのでコミュニケーションを取りながら、楽しくお散歩できるようになってきました」
筋肉を意識していらっしゃるとは!
「ミニチュアダックスフンドなのでヘルニアが心配で、予防のためにも、何かあったときのためにも筋肉はあったほうがいいなと思っています。運動はしっかりさせたいのですが、足腰を痛めてしまってはいけないので、6歳になったのをきっかけに足腰への負担を考え、お散歩コースから急な坂道をはずしました。またヘルニア予防としては、家の床に滑らないようにカーペットを敷いています」
手作りのキーワードは健康&安全。ミッキーくんに必要なものを取り入れたら自然に手作りになっていったようです。
ゴハンも手作りを取り入れてらっしゃるようですね!
「朝はドッグフード、夜は手作りゴハンにしています。手作りにこだわりすぎて私自身がストレスに感じてはいけないので、忙しいときはドッグフードのみにする場合もあります。とはいっても手作り食は自分たちの食事の下ごしらえの流れの中で用意しているので、あまり負担は感じていません。
手作りしたものは材料から把握できるのが安心・安全ですし、おいしそうに食べてくれるのがなにしろうれしいです!」
手作りするようになったきっかけを教えてください。
「もう4年半ほど前なんですけど、誤飲が原因で生死の境をさまよったことがあるんです。そのときに心臓に負荷がかかりすぎたようで、心肥大のような状態になってしまい、それをきっかけに手作り食を始めたんです。悪いところをよくするために、その部位のお肉を食べさせるのがいいと聞いて。あと生肉もいいということなので、バランスを考えて茹でた野菜などと合わせて与えています」
手作り食、生肉は調子よさそうですか?
「そうですね。まず心臓はエコーでも正常な働きが確認できてお薬も終了し、完治しました。あと、生肉を与えてから、筋肉がひきしまったような気がしています。
与えたものがどう体に影響するか、気にして見るようにしているんです。以前、チキンベースのドライフードを与え続けていたら体を掻くようになって、食物アレルギーかなと思って、チキンではないフードに変えたらおさまったので、ドライフードでも手作りでも同じものをあげ続けないようにしています」
現在、体調で気になっているところはありますか?
「今は特にないですね。元気いっぱいです。年に1回の予防接種と健康診断は欠かさないようにしていて、健康診断でも特に問題はありませんでした。怖がりで病院があまり好きではないので、なるべく病院に行かないですむように日々健康チェックをするようにしています。それでも気になることがあれば、すぐに病院で診てもらうようにはしています」
tomo-mickeyさんといえば、ワンちゃん用のお洋服やグッズの制作・販売もされていますよね?!
「ダックスって洋服のサイズが本当にむずかしくて、かわいいと思ってもミッキーに合うものがなかなかなかったんです。変に脱げちゃって怪我をするもの怖いですし。そこでミッキーに合ったものを手作りしたことから始まったんです。そのうちワンコ仲間に興味を持っていただいたりして、販売するようになりました。お洋服はワンちゃんを実際に採寸してお作りしているので、ジャストサイズにできあがるんです。それがなかなか好評をいただいています。キャリーバッグに入れる保冷剤ポーチも人気で、ドッグオーナーならではのアイデアと工夫が嬉しいと言っていただいています」
tomo-mickeyさんはミッキーくんが小さな頃からいつも話しかけていたそう。今ではミッキーくんはじつにたくさんの言葉を理解するようで、例えば、電車で移動中にミッキーくんが「まだ降りないのかな?」という表情でtomo-mickeyさんを見ることがあって、そんなときには「ねんねー」というと安心して横になって目を閉じるのだとか。コミュニケーションがきちんととれるのは深い信頼関係が築かれているからこそですよね。tomo-mickeyさんの愛情がたっぷりと感じられるお話でした。
- 名前
- ミッキーくん
- 種類
- ミニチュアダックスフンド
- 年齢
- 6歳
- 性別
- ♂
- 体重
- 4.8kg
- 同居動物
- 無
- 大好きなこと
- 食べること。
獣医師さんのワンポイントアドバイス
ミッキーくんはQOL(生活の質)がとても高い幸せなワンちゃんですね。
オーナーさんの仰る通り、ヘルニア予防にはできるだけ滑りやすい床や階段(坂)を避けることがとても大切です。
予防にプラスしてさらに効果が得やすいのが、関節系のサプリメントです。一般的なサプリメントの中でも関節に作用するグルコサミン・コンドロイチン等はとっても効果的ですので生活の中に取り入れてあげるとよいでしょう。
そして筋肉もとても大切な要素のひとつです。筋肉をつける運動としておススメなのが、「まっすぐ走ること」です。突然のヘルニアや関節痛などの要因で多いのは「上下運動」と「急回転」が挙げられます。直線を走る運動を多く取り入れ、できるだけ体が回転しやすい動き(足腰に負担がかかる動き。例:ボール遊びなど)は避けてあげてくださいね。