ルイ くん
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ルイ くん
今回ご紹介するのは、今春開催した「PS保険 わんフォトモデルオーディション2」でグランプリに輝いたポメラニアンのルイくんです。真っ白でふかふかなコートとキュートなスマイルがとっても印象的なルイくんの"かわいさのヒミツ"を、飼い主のruimamaさんに伺いました!
"ルイくんスマイル"は、飼い主さんの深~い愛情があってこそ
ruimamaさんが撮影したルイくんの写真は数々のフォトコンテストで入賞しています。グランプリに輝いたことも多数!! 写真に写る、草原やお花畑でニッコリと微笑むルイくんの姿には、見るほうもついつい頬がゆるんで笑顔になってしまうものですが、じつはそんなキュートな"ルイくんスマイル"は、ruimamaさんご家族の深い愛情があってこそのものなのです。
じつはルイくん、小さいときは体が弱く1歳を越えるまでは、今の暮らしからは想像もつかないほど大変な思いをされたそうなんです。
「ペットショップで出会った瞬間に、その小さくてかわらしい姿にすっかり心を奪われてしまったんですが、店員さんから『じつは色々問題を抱えている子なのですが、いいですか?』と言われてしまったんです。まず頭にペコ(※)が大小2つあり水頭症のリスクがあること、また脚の関節もはずれやすく、ヘルニアの気もある...と説明がありました。1週間悩んで、その間にも色々勉強して、そして、あきらめるのとは逆にこの子は私が守ってあげないと、と思ったんです。...確かに迎え入れてからも大変で、感染症にもかかったりして、なにしろ最初の1年はしょっちゅう動物病院に行ってました」
問題を抱えていても、ペットショップで隠さずにきちんと説明してもらったことが良かったと言うruimamaさん。何かあったらすぐに動物病院に連れて行き、また予防法や対処法なども、本を読んだり、先輩飼い主さんに教えてもらったりしながら、とにかく勉強したそうです。
「迎え入れるにあたっては、関節とヘルニアのことを考えて、自宅のフローリングには全てカーペットを敷き詰め足が滑らないようにし、さらに、ルイくんの居場所はより心地よくなるようにふわふわとした敷物を敷きました。また、頭をぶつけるといけないので壁にはクッション製のあるお風呂マットのような物を貼ったりもしました」
※ペコ:「泉門(せんもん)」という頭蓋骨の境目にある骨化していない穴のような部分で、チワワやトイ・プードルなどの小型犬には、パピーの頃には泉門が開いているケースが多く見られます。成長すると閉じる場合もあります。
チャームポイントの白いコートは毎日ブラッシング
現在2.2kgのルイくんですが、なかなか体重が増えず、1kg台の時も長かったそう。
「食欲は普通にあるほうなんですが、それでも体重がなかな増えなかったので、食事も工夫しました。食べつきがよくて栄養価の高いウェットを使ったり、手作り食を織り交ぜたり。ドライフードの場合は食欲をそそるようにお湯でふやかしたり...。気候や体調に合わせて内容を変えています。1歳2ヶ月のときに去勢手術をしたせいもあるのかもしれませんが、徐々に体重も増えて、2歳になるころには体調も大分落ち着つきました。今でもそうなんですけど、夏は食欲が落ちるといけないので、ペット用のミルクもあげています。おかげで夏バテ知らずなんです。喜んで飲むので水分補給にもいいですしね!」
このようなruimamaさんの努力の甲斐あって、今ではすっかり健康になったルイくん。1年くらい前に、いわゆる"ポメハゲ"と呼ばれるポメラニアンに出やすい原因不明の脱毛はあったものの、それもすっかり治り、毎日楽しく過ごしています。
もちろん予防は怠らず、年1回のワクチン接種と血液検査は欠かさず、少しでも気になることがあったらすぐに病院に行くようにしているそうです。
ちなみにルイくんのチャームポイントでもある、白くてふかふかのコートを維持する秘訣は「毎日のブラッシング」と「涙やけ予防にこまめに拭いてあげること」だそうです。カットも全てご自身でされていて、日々飼い主さんの手で体に触れてお手入れすることで、体の変化にも気づきやすいというメリットもあるのでしょう。また、肛門腺絞りだけは、病院でお願いしていて、結果、定期的に病院に通うことになり、気になることがあれば獣医師さんにすぐ相談できるため、これも体調管理につながっているようです。
みんなにかわいがってもらっています!
取材中に吠えることもなく、じっといい子に座っていた(最後は寝てしまった!)ので、おとなしい性格でしつけにも苦労しなかったのでは、と伺ったところ、もちろん元々の性格がおだやかということもあるけれど、しつけと社会化も意識してパピーの頃にしっかり取り組んだとのこと。小さい頃から愛情を持ってきちんと向き合ったことで信頼関係が築かれ、どこにでも連れて行けるような、おだやかで人なつこいわんちゃんになったのですね。
「ドッグランで遊ばせたり、人の多いところにお出かけしたり、近くに住んでいる私の両親の家にはしょっちゅう泊まりで遊びに行ったり...。ルイくんを連れて旅行も行きます。吠えないし人も犬も大好きなので、宿泊先のオーナーさんや泊まってらっしゃる方にもかわいがってもらえるんです。ルイくん自身もそれがうれしいみたいです♪
海外旅行に行くときは、ルイくんの世話を安心して任せられる両親に預かってもらってます。両親に預けられなければ絶対行かないですね」
ruimamaさんご夫婦はもちろん、ruimamaさんのご両親からも孫のようにかわいがられているルイくん。愛情をたっぷり受けて、これからも元気でかわいいスマイルを見せてくださいね♪
獣医師さんのワンポイントアドバイス
ひまわりをバックに撮影されたルイくんの姿は本当にキュートですね。
これまでさまざまな疾患を乗り越えられてきたとのこと、ruimamaさんや周囲の方々のルイくんへの理解と愛情の賜物だと思います。
動物病院へ定期的に通院されていることも素晴らしいと思います。じつは動物病院こそ、ruimamaさんのように、爪切りや肛門腺絞りなどのちょっとしたメンテナンスで通院されることをお勧めしているんです。
ルイくんのような小型犬にとっては、1つの季節(約3ヶ月)が私たち人間の1年に相当します。定期健診という名目だけでなく普段から動物病院を利用することで病気の早期発見や早期治療がかないます。
また夏場のミルク補給など季節に合わせての工夫もとても良い方法だと思います。
これからもルイくんの健康とQOL(Quality of life:生活の質)を、深い愛情と工夫で、守っていってあげてくださいね。