千葉ティアラちゃん
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千葉ティアラちゃん
今回登場するのは「第6回 PS保険 ペットブログコンテスト」でみごと大賞に輝いたブログ「mayuma &minimumチワワ奮闘記」のオーナー・mayumaさんの千葉ティアラちゃん(チワワ)です。
mayumaさんとティアラちゃんには感動的な"運命の出会い"がありました
現在ミニチュア・ダックスフンドのファッチくんとチワワのティアラちゃん&めるもちゃんの"3兄妹"と暮らしていらっしゃるそうですが、まずは今回の主人公・ティアラちゃんとの出会いを教えてください。
「ティアラを飼うまではミニチュア・ダックスフンドしか飼ったことなかったんです。"兄犬"のファッチも前に飼っていた犬もミニチュア・ダックスフンドでした。
ティアラに出会ったのは買い物帰りによく立ち寄っていた小さなペットショップでのこと。そこではファッチの物をたびたび購入していました。2008年の年末、12月29日にいつものようにふらりと寄ったのですが、そこにいる子犬を見てもそのときはまだミニチュア・ダックスフンドにしか興味が持てませんでした。
ティアラもプレールームにいたらしいのですがそこでは気付かず、別のチワワちゃんを抱っこさせてもらったんです。チワワを抱っこするのは初めてで、なにしろ小さくてそれは未知の世界でした。そして、抱っこさせてもらったチワワはかわいいけど、やっぱりウチの子・ファッチが一番かわいいと思ったんです(笑)小さすぎて落としてしまったらと考えると怖くて、すぐに店員さん戻したほどです。
そうしたら店員さんがプレールームにもチワワがいるんですよ〜とティアラを連れてきたんです。連れてくるまでは落としたりしたらかわいそうだし怖いからもうチワワはいいのに〜と思っていたのですが・・・ひと目見た瞬間、本当に運命の出会いはあるんだと思いました。
大事な命を育てるにはお金も必要です。そのとき私は求職中でしたし、特に裕福というわけでもないので、一生面倒見るのにはかなりの覚悟が必要でしたが、この子は私が守りたいと思ったのです。
初めてのチワワを迎えるにあたってもの凄く勉強しました。ティアラとは一緒に成長した感じで、今もうちの子になってくれたことに感謝しています。
ティアラが幼い頃は、母も毎日うちに来てくれて、まるで初孫が産まれたかの様でした(笑)。我が家にティアラを迎え入れたら福も招いてくれたようで、なんとその年明けにすぐに仕事が決まったんです。大事な守るものが増えると私のやる気も急上昇するんだと実感しました。子供達のためなら嫌な仕事もすべて頑張れるという感じで」
すごい! 感動的な"運命の出会い"ですね。そんなティアラちゃんは普段はどんな性格なのでしょうか?
「ティアラは基本的には気が強く家の中ではお姫様状態です。兄妹達もティアラには逆らえません(笑)
でも小動物が大好きで、うちにいるウサギとは一番の仲良しです。以前はセキセイインコやハムスターもいて、インコのトトはティアラのことが大好きでした。ティアラは背中に乗せてあげて、トトはティアラの毛づくろいしたりといつも一緒で、ティアラはトトをとても可愛がっていました。
めるもが来てからは、ティアラのそばをめるもが離れないのでトトはめるもに嫉妬してティアラに近づくと怒っていたほどです(笑)
トトが亡くなった時はティアラは凄く悲しみました。お別れの時まで亡骸にぴったりと寄り添っていた姿が忘れられません。ティアラをホームセンターに連れて行ったときにペットショップでインコを見かけると、暫く眺めているんです。トトを思い出してるのかなと思うと今でも涙が出そうになります」
健康管理もデイリーケア、信頼できる動物病院での定期健診、生活面での工夫と、パーフェクトなmayumaさんです
小さなティアラちゃんですが、これまで病気にをしたことはあるのでしょうか?
「体は小さいですがティアラは妹のめるもとは違って低血糖になったこともなく、とても健康です。ただ、小さい頃は食が細くて、ご飯をほとんど食べてくれなかったのでフードを何度変えたことか。その点だけは苦労しました。ただ、めるもが来てからはごはんも一生懸命食べてくれるようになったので、本当によかったと思っています。
病気ではないのですが、一度私の不注意で、外出から戻ったときにキャリーバッグから飛び出し玄関に落ちてしまったことがあります。泣きながら動物病院連れて行ったら軽い脳震盪で大事に至らなくてよかったのですが、ちょっとした不注意で大きな怪我をさせてしまう可能性があるということを身を持って実感しました」
健康を考えて何かしていることはりますか?
「3歳のときに避妊手術を受けました。元々"不要な臓器はない"と思っていたので避妊手術には抵抗がありました。ただ、子供を産ませる予定もなかったので、子宮系の病気予防を考え手術してもらったんです。そうしたらその時に、初期の子宮蓄膿症みつかったんです。小さな体への麻酔の負担を考えると、避妊手術の際に摘出してもらえたことはとても幸いでした。
普段の健康管理としては、まず混合ワクチンと狂犬病の予防接種を毎年しています。また、兄犬ファッチが月に1回病院に行くので、定期的に先生に診てもらっています。近所の信頼しているかかりつけの病院で、先生には色々と相談にのってもらっています。
歯磨きは毎日していますが、トリミングの時に合わせてデンタルケアもしてもらっています。あとは、ブラッシングを定期的にするのと皮膚と被毛の健康を考えて友達に勧めてもらったアマニ油を食事に加えています」
避妊手術は結果的にとてもいい選択だったんですね。では生活面での工夫はありますか?
「チワワは骨折の事故がかなり多いと聞いていたので、高いところからジャンプさせないように、自宅のソファや登れる範囲の物はなるべく低い物を使っています。
また、部屋のドアの開け閉めに気をつけています。風で不意に閉まって挟まれるなんてこともないようにストッパーで止めるようにしています。
誤飲が起こらないように細かい物は届かい場所にしまったり、食品類のゴミなどはにおいが残っていると留守番させている時にいたずらすることも考えられるので、それらも届かない場所にまとめています。留守の時にこんな事も考えられるかも?ともしもの時を想定しながら気を付けるようにしています」
運命の出会いから健康管理まで、mayumaさんのティアラちゃんへの深〜い愛情が伝わってくるお話でした。
- 名前
- 千葉ティアラちゃん
- 種類
- チワワ
- 年齢
- 6歳
- 性別
- ♀
- 体重
- 1.9kg
- 同居動物
- 有・犬2匹
- 大好きなこと
- おもちゃには興味がないが洗濯バサミは一生懸命壊します。好きな食べ物はブロッコリー。結構なベジタリアン。
獣医師さんのワンポイントアドバイス
mayumaさんのお話から、ティアラちゃんや愛犬達のことをよく考えて日々を一緒に過ごされていることが伝わってきました。
元々犬に限らず動物がお好きなのですね。小さなティアラちゃんを迎えるにあたっての猛勉強から、生き物を飼う責任感と動物を理解しようとする深い愛情を感じます。
ティアラちゃんの避妊手術の際に見つかったという子宮蓄膿症ですが、手術を決意したタイミングといい、本当に幸運でしたね。もし施術時期が少しでも遅かったとしたら、避妊手術ではなく緊急手術になってしまい、命の危険にさらされていたかもしれません。現在は健康体で、ファッチくんのお供で定期的に動物病院に通われているとのこと。かかりつけの獣医さんとの信頼関係もできていることが何よりも安心ですね。
デイリーケアも素晴らしいと思います。毎日の歯磨きは、やろうと思ってもなかなかできることではありません。QOL(生活の質)の向上のためにも歯磨きはとても有効な手段と言えるでしょう。
今後は来るべき高齢期に備えて、チワワに多い気管虚脱(気管が扁平し咳や呼吸困難などに陥る)などの呼吸器疾患や心臓病に注意してください。いずれもレントゲン検査や腹部超音波検査などの定期検診で早期発見が可能です。
現在のような健康に対する高い意識を持ち続けて、1日でも長くティアラちゃんたちと元気に幸せに過ごしてくださいね。