社長挨拶

動物が安心して人と共存できる社会の実現へ 代表取締役社長 米満明仁

平素より、PS保険をお引き立て賜り、誠にありがとうございます。

2023年度のわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の5類移行やインバウンド需要の復活などの影響により景気回復への期待感は見られたものの、急激な円安に伴う物価高や実質賃金の低下もあり、予断を許さない状況が続きました。

ペット保険については、市場規模は拡大傾向にあるものの普及率自体はそれほど高いとは言えず、今後も普及率の上昇による契約件数の全体的な底上げが見込まれます。

このような状況下で、ペット保険を専業としている当社は、昨年に引き続き、PS保険(家庭動物保険)をインターネット市場にて販売することに注力し、あわせて、当社の経営理念や商品・サービスに賛同いただいた代理店や協業先との連携による販売活動の多様化を進めた結果、2024年3月期の保有契約件数は21万件を超えており、前年度比113.1%の伸展率を示しております。

ペットサポートのPS保険は、「愛犬・愛猫と安心して暮らしたい」そんな思いから生まれたペット保険です。一般社団法人ペットフード協会の「全国犬猫飼育実態調査」によりますと、ペットの平均寿命は2018年では犬14.29歳、猫15.32歳であったものが、2023年では犬14.62歳、猫15.79歳と伸びており、ペットの長寿化が進んでおります。一方で高齢になれば人間と同様に傷病も増え、加えてペット医療の高度化により高額治療が必要になることもあります。そこで当社では、「多くの飼い主さまが無理なく加入でき、長く続けてもらえるペット保険」を目指して、2008年よりPS保険の普及につとめてまいりました。ペット保険によって飼い主さまが必要なときにためらうことなく、愛する家族の治療に専念できる一助になると考えております。

また、当社は「動物が安心して人と共存できる社会の実現」を経営理念としており、企業の社会的責任を果たすための活動にも取り組んでおります。持続可能な社会の実現貢献のために取組むべきSDGsとして、「ペットの健康に関する情報発信」、「国際セラピードッグ協会やペットのおうちの活動支援などの殺処分ゼロに向けた取り組み」を行っております。当社のロゴマークには、同じ方向を見つめて寄り添うペットと人の姿が描かれています。その後姿を見守る目線こそがわたしたちであり、ペットの一生に寄り添う飼い主さまを見守り、サポートしたいという私たちの思いが込められています。ペット保険のご提供のみならず、人間とペットのSDGsを通じて社会的責任を果たしていきたいと考えております。

お陰さまをもちまして、ご加入いただいたお客さまにご評価いただき、日経トレンディ [ペット保険部門]で 4年連続大賞を受賞いたしました。こうした実績・評価を得られましたのも、ご契約者さま、代理店さま、協力会社さまなど、関係の皆さまのご支援の賜物と心よりお礼申し上げます。

今後も、より質の高いサービスの提供に取り組んでまいります。変わらぬご支援・ご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。