ペット保険をより深く理解していただくために

ペット保険の仕組み

ペット保険制度

ペット保険制度は、多くの人々が保険料を出し合うことによって成り立っており、契約者が負担する保険料は「危険(損害の発生の可能性または給付事由の発生の可能性)の程度」に見合った公平なものにする必要があります。

また、保険会社が補償約束するにあたり、契約者が保険料を支払うことを約束する契約です。

しかし、「危険(損害の発生の可能性または給付事由の発生の可能性)の程度」はそれぞれ異なっており、その情報は契約者などが知っていて保険会社にはわからないので、保険料に反映させるには契約者などから正確な情報を提供していただくことが必要になります。

保険契約の性格

保険契約は、当事者、つまり保険契約者と保険会社双方の合意によって成立する有償・双務、不要式の諾成契約です。しかし、多数のご契約を迅速・正確に引受け、後日、契約内容をきちんと確認できるようにするために、通常、保険契約の申込みには一定様式の保険契約申込書を使用し、保険会社は契約締結の証として、保険証券等を作成・交付します。

再保険

再保険とは、「保険会社が引き受けた危険の一部を他の保険会社に転嫁する」保険会社間の保険契約をいいます。保険会社はお客さまのために常に安定的、合理的な経営を行い、保険金の支払いに十分に備える必要があります。しかし、非常に多数の契約を引き受けることにより、数多くの危険を抱えることにもなります。このため、保険会社は引き受けた保険契約に基づく保険責任の一部を他の保険会社に転嫁することにより危険の平均化、分散化を図っています。この仕組みを再保険といいます。

約款について

約款の位置づけ

保険契約は、普通保険約款と特約で構成されています。また、保険契約申込書に記載された内容(たとえば、保険金の支払限度、適用保険料の決定)は、それぞれの保険契約の具体的な内容として保険契約者および保険会社双方を拘束するものとなります。

約款等に関する情報提供方法

当社は、ご契約にあたってよく理解していただく必要のある内容について、普通保険約款と特約の内容をわかりやすくご説明するための「パンフレット」、「ご契約のしおり」、および「重要事項説明書」を作成し、お客さまからの資料請求に対して迅速に対応しています。また、ホームページに普通保険約款、特約および重要事項説明書を開示し、お客さまの利便性向上にも努めています。

ご契約の際にご注意いただきたいこと

保険契約の内容をよくご確認ください

当社では、商品内容の重要な点をわかりやすく説明した「重要事項説明書」や「パンフレット」、「ご契約のしおり」を用意し、契約時にこれらをお客さまへ提供することにより、契約内容について正確にご理解いただけるよう努めています。また、当社は、申込書にて意向確認を行うことにより、契約内容がお客さまのご意向、状況に応じた内容となっていることを契約締結時にあわせてご確認いただいています。

申込書は正確にご記入ください

申込書にご記入の際は、記載内容を確認し、告知事項、ご加入のペットの年齢や品種等について正しく記入していただく必要があります。申込書に記載された事項は、ご契約者さまと当社の双方を拘束するものとなります。したがって、記入していただいた内容が事実と異なる場合には、保険金等をお支払いできないだけでなく、保険契約が無効や解除されることももありますので、契約締結時に十分ご確認いただくことがとても重要になります。

保険料

保険料のお支払い・返戻

保険料は、口座振替やクレジットカード等によりお支払いいただけます。

保険料は原則としてご契約と同時にお支払いいただくことになっています(これを「保険料即収の原則」といいます)。そのため、保険をお申込みされ、保険期間が始まっても、保険料をお支払いいただく前に生じた保険事故については保険料をお支払いいただくまで保険金のお支払いはできません。

保険期間中に保険契約の内容に変更が生じた場合は、追加保険料の請求や保険料の返還を行います。また、保険契約が失効した場合や、解除された場合には、保険料を約款の規定にしたがい返還します。ただし、返還できない場合もありますので、約款等をご確認ください。

保険料率

お支払いいただく保険料の算出根拠となる保険料率は、当社が主務官庁に届けを行い適用しています。なお、保険料は、純保険料(保険金の支払いに充てられる部分)と付加保険料(保険会社の運営や募集の経費に充てられる部分)で構成されています。