ペット保険は何歳まで加入できる?上限年齢とその後の更新について
そもそもペット保険の年齢制限とは
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ペット保険における年齢制限とは、主に新規加入時と更新時に設定される条件の一つを指します。
ペット保険会社によって年齢制限の基準は異なりますが、概ね7歳を超えてくると加入できるペット保険が限られる傾向にあります。
また、基本的に0歳から加入できますが、生後一定期間が経たないと加入できないペット保険もあります。
このように、ペット保険は加入時の年齢制限があるため、何歳でも加入できるわけではない点に注意が必要です。
ペット保険の更新は1年ごとになり、基本的に終身継続が可能です。
しかし、更新時の審査結果などによっては、更新ができないケース、条件付きで更新となるケースもあります。
ペット保険「PS保険」の新規加入は補償開始日時点で生後30日以上~8歳11ヶ月まで、加入以降は終身で継続可能です
ペット保険の新規加入年齢
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ペット保険に新規加入できる年齢の上限は各保険会社によって異なりますが、8歳未満~12歳未満ぐらいの間で設定されています。
犬も猫も、大体10歳前後から老年期に入るといわれていますが「ペットが高齢になってきたし、そろそろ保険に入っておきたい」と思った時には、保険会社によっては上限年齢を超えてしまい、加入できないケースがあるので注意が必要です。
ペット保険の更新可能年齢
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また、ペット保険への加入に際しては、新規に加入する年齢の制限以外にも「保険に加入した後に何歳まで更新継続ができるか」という点にも注意しておく必要があります。
終身での継続が可能な保険もありますが、保険によっては「○○歳まで継続が可能」といった風に、継続して更新できる年齢に上限が設けられているものもあります。
新規加入の上限年齢や、継続更新の年齢については、各保険会社のwebサイトやパンフレットなどでよく確認しておきましょう。
ペットメディカルサポートのペット保険「PS保険」の場合
当社のペット保険「PS保険」では、新規の加入は補償開始日時点で生後30日以上、8歳11ヶ月までであれば可能です。また、加入以降は終身で継続可能となっています。
ペット保険加入時の注意点について
ここでは、ペット保険の加入を検討している方へ、加入時の注意点を解説します。
年齢制限以外にもいくつかポイントがありますので、現在検討中の方は一度ご確認ください。
年齢とともに保険料が上昇することに注意
ペット保険は、年齢を重ねるとともに保険料も上昇するのが基本です。
上昇パターンはペット保険会社によって異なります。1歳ごとに上がる場合もあれば、一定年齢ごとに上がる場合もあります。
そのため、年齢が若いときの保険料だけでなく、将来の保険料まで見た長期的観点でペット保険を見ていく必要があります。
なおPS保険の保険料上昇は3歳ごとに1度のため、とても緩やかな上昇です。家計への負担を軽くしながら、もしものときに備えることができます。
※保険期間は1年であり、毎年自動で更新されます。原則として終身継続が可能です。
※保険料は、更新時のペットの年齢が上がるとともに、所定の年齢区分ごとに上昇します。
※今後の商品改定や保険料率の見直し等により、保険料が変更となる場合もございます。
誕生日直前のお申し込みに注意
前述のとおり、ペット保険は年齢によって保険料が上昇するため、年齢が変わる誕生日直前のお申し込みは注意が必要です。
誕生日直前にお申し込みをすると、審査期間中に年齢が変わり、保険料も変わってしまいます。
当初想定していた保険料よりも高くなる可能性があるため、お申し込みの時期に注意してください。
免責期間の設定に注意
一般的にペット保険は免責期間(待期期間)が設定されています。
免責期間とは、保険始期日から補償開始日までの期間のことです。
免責期間中のケガや病気は補償の対象外となるため、保険始期日と補償開始日を確認するようにしましょう。
なおPS保険は免責期間0日です。保険始期日から補償がスタートします。
※補償開始日(保険始期日)までに発生した傷病の治療費用は補償対象外です。
※入力内容の不足等により、補償開始日(保険始期日)が変更になる場合があります。
※お申し込みをいただいても、告知内容によっては加入できない可能性があります。
ペット保険に加入したいけど、ペットの正確な年齢が分からない場合は?
ペット保険の加入には年齢の申告が必要になります。 知り合いから譲り受けた・保護した(拾った)・保護会などでお迎えしてきたなどの理由で、今飼っているペットちゃんの正確な年齢がわからないという場合もあると思います。
保険会社によっては推定年齢を申告することで加入することが可能です。
ペットの推定年齢を確認する方法
推定年齢は、動物病院で調べてもらうことができます。
「ペット保険に入りたくても正確な年齢が分からないので加入ができないのではないか」とお悩みの方は、動物病院へご相談ください。
ペット保険に加入すべきおすすめの年齢は?
ペット保険はなるべく年齢が若いときの加入をおすすめします。
若いときは健康的で動物病院へ行く機会が少ないと思われがちですが、散歩中のアクシデント、屋内での転倒や誤飲など、事故によるケガは年齢関係なく発生の可能性が考えられます。
また子犬や子猫のときも免疫力や体力が低いと考えられるため、病気にかかる可能性もゼロとは言えません。
加えて、ペット保険には年齢上限を設定している会社がほとんどです。大体7歳くらいから加入できるペット保険が減ってくる傾向にあります。
そのため、もしものときに備える意味でも、なるべく若い年齢からペット保険への加入をおすすめします。
ペット保険は年齢によって保険料が上昇する
ペット保険は年齢が上がるごとに保険料も上昇するのが一般的です。
1歳毎の場合もあれば、規定年齢毎の場合もあります。上昇のタイミングは、ペット保険会社や保険プランで異なります。
また補償割合(50%/70%/100%)に関わらず、年齢を重ねるタイミングで上昇するのが一般的です。
なおPS保険では保険料の上昇は3歳毎に1度のため、上昇がゆるやかです。
一生涯を通して無理なくペット保険を続けられます。
※保険期間は1年であり、毎年自動で更新されます。終身継続が可能です。
※保険料は、更新時のペットの年齢が上がるとともに、所定の年齢区分ごとに上昇します。
※今後の商品改定や保険料率の見直し等により、保険料が変更となる場合もございます。
高齢でペット保険に加入する際の注意点
歳をとったペットが保険に加入する際の注意点をご紹介します。
高齢になったからといってペット保険に加入できないわけではありません。
しかし選択肢は限られる傾向にあり、高齢ペットならではの注意点がありますので、ご確認ください。
保険料が高くなる傾向にある
保険料は年齢とともに上昇するのが一般的のため、高齢時に加入するとスタートから保険料は高くなるのが一般的です。
高齢でも加入できるペット保険も、保険料の設定が高い傾向にあります。
ペットの年齢確認が必要
加入時には補償開始日の満年齢を適用するため、生年月日の確認は必ず行われます。
譲り受けたり保護猫を引き取ったりして生年月日が分からない場合も、動物病院で獣医師に推定年齢を確認していただく必要があります。
飼い主さまの判断で勝手に生年月日を決め、それが事実と異なると告知義務違反となります。
告知義務がある
年齢のほかにも、既往歴や健康状態を正しく申告する「告知義務」があります。
既往歴によっては加入を断られたり、条件付きでの加入となる場合があります。
申告漏れや虚偽申告が発覚した場合、告知義務違反となり契約解除になる可能性もあります。
更新(継続)できない可能性もある
ペット保険は1年ごとの更新となり、解約などの申し出がない限り基本的に終身継続(自動更新)できます。
しかしペットは高齢になるほどケガや病気のリスクも高まるのが一般的です。
そのためペット保険会社によっては、更新時の審査で継続不可と判断される可能性もゼロではないため、注意が必要です。
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記事監修:ペットメディカルサポート株式会社
動物病院での実務経験をもつベテラン獣医師および動物看護師が多数在籍するペット保険の少額短期保険会社。スタッフ全員が動物好きなのはもちろんのこと、犬や猫といったペットを飼っている者も多いので、飼い主様と同じ目線に立ったサポートに取り組んでいます。