ペット保険の補償限度額と日数制限について。回数制限なしの注意点も解説
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ペット保険選びにおける重要な要素のひとつが「補償限度額」です。
補償限度には、利用回数や1日あたりに下りる保険金の限度額など、様々な制限が設けられている場合が多いため、各保険会社によってどういった仕組みになっているのかよく確認することが重要です。
補償限度額とは
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ペット保険における「補償限度額」は、最大で補償される補償金額を指します。
補償限度額には、入院・通院・手術それぞれの補償に対して「1日あたりの利用限度額・年間の利用最大回数」を設定しているタイプの保険と、限度額・利用回数の制限を設けずに年間の最大支払い金額が通算で決められているタイプの保険があります。
日数・回数の利用制限
利用日数・回数の制限とは「契約期間内に保険会社が補償する日数/回数」の制限になります。
例えば、入院の回数制限が10日に設定されている場合、長期の通院や入院が長引いたなどの理由で20日間入院をした場合、入院補償が適用されるのは10日分の入院費用となり、残りの10日分の入院費用に関しては、補償の対象外となります。
回数制限なしのペット保険と注意点
ペット保険の中には、回数や日数に上限がなく、最大補償額の範囲内であれば何度でも補償されるタイプもあります。
日数や回数が無制限のタイプは、長期の通院治療が必要な場合や、1回の手術が高額な場合にメリットになる可能性があります。
しかし、保険料が高めに設定されている、免責金額が設けられている、かかりやすい特定の疾患が補償対象外になっている、など想定外のデメリットが存在する可能性もあります。
回数制限なしのペット保険は使い勝手が良さそうに見えますが、飼い主さまが求めているタイプのものか、各保険会社のパンフレットや重要事項説明書を読んで、十分に検討をしてください。
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記事監修:ペットメディカルサポート株式会社
動物病院での実務経験をもつベテラン獣医師および動物看護師が多数在籍するペット保険の少額短期保険会社。スタッフ全員が動物好きなのはもちろんのこと、犬や猫といったペットを飼っている者も多いので、飼い主様と同じ目線に立ったサポートに取り組んでいます。