【2025年最新】ペット保険の加入率は約20%!犬と猫それぞれの加入率についても解説

近年、ペット保険の加入率は着実に伸び続けています。

「もしも」のときにしっかり治療を受けさせたいという飼い主さまの想いと、動物医療の進歩・高額化が相まって、保険の必要性を感じる方が増えてきました。

2025年最新の調査では、犬と猫あわせたペット保険の加入率はおよそ20%、つまり全国の犬や猫のうち、5頭に1頭は保険に加入している計算になります。

この記事では、最新の加入率データとともに、犬と猫それぞれの加入率の違いや、その背景についても解説していきます。

ペット保険の加入率は「約20%」

2025年8月時点で、日本でペット保険に入っている犬や猫は全体のおよそ5頭に1頭。数字にすると加入率は20.12%です。

昔は「ペット保険って必要?」という声も多かったですが、最近は動物病院での治療費が高くなる傾向や、ペットを"家族"として守りたい思いから、加入する飼い主さまが増えています。

この数字はあくまで大まかな目安ですが、保険がより身近な存在になりつつあることがうかがえます。

※2025年8月時点、ペットメディカルサポート株式会社調べ。保有契約数を公表しているペット保険会社 7社(アニコム損保、アイペット損保、ペット&ファミリー損保、楽天損保、SBI プリズム少短、ペットメディカルサポート、FPC)のデータと犬猫の飼育頭数(ペットフード協会「令和6年(2024年)全国犬猫飼育実態調査」)より算出

犬のペット保険加入率は「約24%」

犬のペット保険加入率は23.61%、つまり4頭に1頭ほどのわんちゃんがペット保険に加入している計算となります。

犬は散歩やお出かけの機会が多く、日常的にさまざまな環境に触れるため、ケガ・病気のリスクも少なくありません。

さらに犬種や体格によっては、治療や検査にかかる費用が高くなりやすい傾向があります。

こうした背景から、「もしものときに備えておきたい」と考えてペット保険に加入する飼い主さまもいます。

※上記で算出した保有契約数と犬の飼育頭数(ペットフード協会「令和6年(2024年)全国犬猫飼育実態調査」)より算出

※ペット保険に加入している犬と猫の数が同じと仮定して算出した目安です。実際の加入割合は異なる場合がありますので、参考値としてご覧ください。

猫のペット保険加入率は「約18%」

猫のペット保険加入率は17.53%、つまり6頭に1頭ほどです。

猫は室内飼いが中心でケガのリスクは低めですが、腎臓病や心臓病など長く付き合う病気が多く、治療費が長期的にかかるケースも少なくありません。

「シニア期の病気に備えたい」という飼い主さまが増え、猫の加入率もじわじわ上昇しています。今後は犬との差が縮まっていく可能性も考えられます。

※上記で算出した保有契約数と猫の飼育頭数(ペットフード協会「令和6年(2024年)全国犬猫飼育実態調査」)より算出

※ペット保険に加入している犬と猫の数が同じと仮定して算出した目安です。実際の加入割合は異なる場合がありますので、参考値としてご覧ください。

ペット保険の加入率が上昇している理由

ペット保険の加入率は年々上昇しています。その理由は以下のようなものが考えられます。

  • 動物医療の高度化と治療費の上昇
  • ペットの高齢化による病気リスクの増加
  • 「家族の一員」という意識の広がり
  • 保険商品の多様化と加入のしやすさ
  • 情報の広がりと口コミ効果

ひとつずつ解説していきます。

1. 動物医療の高度化と治療費の上昇

最近は動物病院の設備や技術がどんどん進化しています。

CTやMRIなどの検査や、外科手術など、人間の医療に近いレベルの治療がペットにも行えるようになってきました。

こうした医療は高い専門性が必要で、その分費用もかかります。

「もしものとき、治療費を理由にあきらめたくない」という飼い主さまの想いが、ペット保険の加入率を押し上げる要因になっていると考えられます。

2. ペットの高齢化による病気リスクの増加

犬や猫の平均寿命はこの数十年で大きく伸びました。

長生きできるようになった反面、シニア期特有の病気や慢性疾患にかかる確率も高まります。

たとえば犬では心臓病、猫では腎臓病や甲状腺の病気など、長期的な通院や投薬が必要になることも多く、医療費が積み重なりやすくなるのです。

そのため、ペットが若いうちから保険を検討する飼い主さまも見られます。

3. 「家族の一員」という意識の広がり

昔に比べて、犬や猫は"ペット"というより"家族の一員"という意識が当たり前になってきました。

SNSなどでもペットの日常を共有する人が増え、愛情や絆が可視化されることで「ずっと元気でいてほしい」という気持ちが強まっています。

この"家族化"の流れが健康管理への意識を高め、ペット保険の加入率を後押ししているといえます。

4. 保険商品の多様化と加入のしやすさ

最近のペット保険は、補償割合や通院・手術・入院の組み合わせなど、プランの選択肢がとても豊富です。

さらに、ネット申し込みやWEBからの保険金請求など、手続きも簡単になりました。

「予算に合わせたプランが選べる」「面倒な手続きがない」という点は、初めて保険に入る人のハードルを下げ、ペット保険の加入率アップにつながっています。

5. 情報の広がりと口コミ効果

以前はペット保険の情報を得る場といえば動物病院や代理店が中心でしたが、今はネットやSNSで実際の利用体験や費用例を簡単に知ることができます。

「保険に入っていて助かった」というリアルな声は、新規加入のきっかけになりやすいものです。

こうした口コミや体験談の拡散も、ペット保険の加入率が高まっている理由の一つです。

「日本のペット保険加入率は全体で約20%。年々上昇傾向にある」

2025年現在、日本のペット保険加入率は全体で約20%。 犬は約24%、猫は約18%と、犬のほうが加入率はやや高めですが、猫も年々伸びています。

背景には、医療の高度化による治療費の上昇、ペットの高齢化、「家族の一員」として守りたいという気持ちの広がりがあります。 また、保険商品の選択肢が増え、手軽に加入できるようになったことも大きな要因です。

これから保険加入を検討する方は、自分のペットの年齢やライフスタイル、かかりやすい病気などを考慮して、安心して続けられるプランを選ぶことが大切です。

愛するペットのために、備えを整えておくことは、大切な家族との日々をより安心で充実したものにしてくれるでしょう。