多頭飼いにおすすめのペット保険の選び方!多頭割引以外に注目すべきポイントも解説
犬や猫を複数飼っていると、毎日の暮らしはにぎやかで楽しいものです。その一方で、健康管理の難しさや医療費の負担といった不安も、一頭飼いに比べて大きくなります。
そんなときに頼りになるのがペット保険です。しかし、多頭飼いのご家庭ではペットごとに加入する必要があるため、どうしても保険料の負担が重くなりがちです。
そこでこの記事では、多頭飼いならではのペット保険の必要性とともに、保険の選び方をわかりやすく解説します。
多頭飼いでこそペット保険が必要な理由
多頭飼いの楽しさの裏には、一頭飼いとは異なるリスクも潜んでいます。
まず、ケガ・病気のリスクが高まることが挙げられます。
例えば、感染症や寄生虫などは、1匹が発症するとほかのペットに広がる可能性が高くなります。また、遊んでいる最中のケガや誤飲など、頭数が増えるほどトラブルが起こる確率も高まります。
さらに、医療費の負担も頭数分かかるため、1匹あたりは軽度の通院で済んでも、複数匹分を合計すると予想以上に大きな出費になることがあります。特に入院や手術が必要になった場合は、家計への影響も無視できません。
こうしたリスクを考えると、多頭飼いこそペット保険による備えが重要です。保険に加入しておくことで、複数のペットが体調を崩した場合でも、経済的・精神的な安心感を得ることができます。
多頭飼いのペット保険選びに「多頭割引」は大切!だけどそれだけでは不十分
多頭飼いでは、ペット保険への加入頭数が増えるほど保険料負担も大きくなります。そこで心強い味方となるのが、「多頭割引」です。
多頭割引とは、同じ保険会社でペットを2頭以上契約する際に、保険料が割引される制度です。
割引の方法は、頭数に応じて「保険料の一定割合が割引」されるものや、「年間の保険料から固定額が割引」されるものなど、保険会社によって異なります。
こうした割引制度により、家計への負担を抑えつつ、複数のペットの健康をしっかり守ることができます。
ただし、多頭割引があるからといって、それだけを基準にペット保険を選ぶのはおすすめできません。
保険料の割引以外にも、重視すべき重要なポイントがあります。
多頭飼いにおすすめのペット保険の選び方
割引制度以外で、多頭飼いの飼い主さまがペット保険を選ぶときのポイントは以下のとおりです。
- 補償内容が充実しているか
- 継続しやすい保険料かどうか
- 保険金の手続き方法はかんたんか
- 付帯サービスはついているか
ひとつずつ解説していきます。
補償内容が充実しているか
多頭飼いでは、それぞれのペットに異なるケガ・病気のリスクがあります。
そのため、ペット保険を検討する際は、通院・入院・手術といった基本的な補償がしっかりカバーされているかどうかを確認することが大切です。
特にペットがかかりやすい病気が補償対象になるかどうかは、安心して契約を続けるうえで大きなポイントです。
「いざという時に対象外だった...」と後悔しないためにも、補償内容をよく確認しておきましょう。
継続しやすい保険料かどうか
継続しやすい保険料かどうかを考えるうえで、ペット保険の多頭割引はたしかに大きな助けになります。
ただし、もともとの保険料自体が高額であれば、いくら割引があっても長く払い続けるのは難しくなってしまいます。
「割引があるから大丈夫」と思って契約しても、結果的に家計を圧迫してしまっては元も子もありません。
割引の有無にとらわれず、まずは基本となる保険料が無理なく支払える水準かどうかを確認することが大切です。
また、ペットが高齢になった際の保険料も、無理なく支払える範囲かどうかを確認することをおすすめします。
保険金の手続き方法はかんたんか
複数のペットを飼っていると、病院に通う機会も自然と増えていきます。
そのたびに複雑な請求手続きをしなければならないと、飼い主さまの負担は大きくなってしまいます。
そのため窓口精算に対応しているか、インターネットやアプリからかんたんに請求できるかなど、手続きのしやすさを確認しましょう。
スムーズな保険金請求ができることで、経済的にも精神的にも安心感が得られます。
付帯サービスはついているか
ペット保険そのものの補償だけでなく、付帯サービスの有無も選ぶ際のポイントです。
特に多頭飼いの場合、ペットの数が多いぶんだけ悩みや不安も増えがちです。
食事の内容やしつけの方法、体調のちょっとした変化など、それぞれのペットに合わせて考えることが多く、「誰かに相談したい」と感じる場面も少なくありません。
そんなときに、獣医師への相談サービスやしつけ・食事アドバイスなどがあれば、より安心です。
補償だけでなく、飼い主さまとペットの暮らしを支える付加価値があるかどうかも確認してみましょう。
ペット保険の「PS保険」は多頭飼いにもおすすめ
PS保険に多頭割引はありませんが、その分、お手ごろな保険料で設計されています。
保険料の引き上げは3歳ごとに一度だけで、12歳以降は上がりません※。
※ ただし、ペットセレモニー特約(火葬費用等担保特約)を付帯した場合は、12歳以降も18歳まで3歳ごとに保険料が上がります。
さらに、ペットがかかりやすい歯科治療※も補償対象である点や、保険金の請求がWEBで簡単に行える点も、飼い主さまにとって大きな安心材料です。
※歯科治療は、予防を目的とした費用は補償対象外です。
また、付帯サービスとして24時間いつでも無料※で獣医師に電話相談できる「獣医師ダイヤル」もご利用いただけます。多頭飼いではちょっとした悩みや不安が増えやすいからこそ、気軽に相談できるサポートはとても心強い存在です。
※ 通話料はご契約者さまのご負担となります。
割引制度の有無に左右されず、家計の見通しと安心のバランスを考えて選びたい方に、PS保険は自信を持っておすすめできるペット保険です。
多頭飼いで頭数が多い場合は、ぜひ保険料と補償のバランスが取れたPS保険をご検討ください。
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記事監修:ペットメディカルサポート株式会社
動物病院での実務経験をもつベテラン獣医師および動物看護師が多数在籍するペット保険の少額短期保険会社。スタッフ全員が動物好きなのはもちろんのこと、犬や猫といったペットを飼っている者も多いので、飼い主様と同じ目線に立ったサポートに取り組んでいます。