ペット保険が更新不可(継続拒否)となるケースを解説
ペット保険は、原則として1年ごとに契約を更新する仕組みです。
契約が満了する時期が近づくと、保険会社から更新のご案内が届き、飼い主さまは継続するかどうかを選べます。
しかし、場合によっては保険会社の判断により更新できず、「更新不可(継続拒否)」となることがあります。
ここでは、ペット保険で更新不可となる主なケースについて解説します。
なお、更新の可否や条件は保険会社や商品によって異なるため、最終的には各社の約款および重要事項説明書をご確認ください。
ペット保険で更新不可(継続拒否)となる主なケース
年間支払限度額に達した場合
ペット保険には、年間支払限度額が設定されています。上限に達すると、一部の保険会社や商品では更新をお断りされる場合があります。
特に大きな手術や長期入院などで、短期間で年間支払限度額に達した場合は注意が必要です。
ただし、支払限度額や更新時の判断基準は保険会社によって異なります。すべてのペット保険が上限に達しても、必ず継続を拒否するわけではありません。
更新条件や補償内容の詳細は、各保険会社の約款および重要事項説明書をご確認ください。
ペットが慢性疾患に罹患した場合
糖尿病や心臓病、腎臓病などは、一度発症すると継続的な治療や投薬が必要となる慢性疾患です。
こうした慢性疾患は、保険会社にとって将来の支払いリスクが大きいため、更新を認めないことがあります。
なお、更新ができたとしても、慢性疾患の治療費や投薬費用が補償対象外となる場合があります。
更新時の慢性疾患の取り扱いは、保険会社や商品によって異なるため、各商品の約款および重要事項説明書を確認しておくことが重要です。
保険料を滞納した場合
更新時に滞納履歴があると、保険の継続を断られることがあります。
保険料の滞納を防ぐためには、口座振替やクレジットカード払いなど、確実にお支払いいただける方法を選ぶことが重要です。
契約条件に違反した場合
加入時に義務づけられている告知を正確に行わなかった場合、更新時に継続を拒否される可能性があります。
たとえば、すでに持病があるのに「健康」と申告したり、治療歴を申告しなかった場合に該当します。
保険契約は信頼関係で成り立つため、告知に不正があれば、継続は困難となる可能性があります
正確な告知の徹底は、安心して保険を継続するための前提条件です。
ペット保険「PS保険」では保険金のお支払いやケガ・病気を理由に更新を断りません
当社のペット保険「PS保険」では、当社継続基準に基づき、原則として保険金のお支払い状況や加入後のケガ・病気を理由に、更新をお断りすることはありません。
※ただし、保険料未納による失効や約款違反などは対象外です。
大切な家族であるペットが長く治療を受けられるよう、継続契約の仕組みを整えています。
飼い主さまにとっても、「病気になったら更新できないかもしれない」という不安なく備えられることも特長です。