猫の外耳炎の症状と原因、治療法について

最終更新日:2024年07月09日

本コンテンツは獣医師2名による確認を行い、制作をしております。

猫の外耳炎ってどんな病気?

外耳炎は、音が通る道の「外耳道(がいじどう)」に炎症が発生した状態のことです。そんな外耳炎の猫の主な症状や原因、予防方法などをご紹介します。ぜひ参考にしてください。

猫の外耳炎の症状と原因、治療法について

どうして症状が出るの?原因は?

猫の外耳炎の主な原因としては、「寄生虫」「菌の感染」「掃除不足」が多いのですが、生まれつき折れ耳な猫や耳の周りの毛がフサフサな猫は耳の中が蒸れやすいため外耳炎になりやすいと言えます。

こうした身体的な懸念点がある猫に対して、飼い主のケア不足が猫の外耳炎を引き起こしてしまうことがあるので、健康管理をしっかりと行うことが大切です。

また、猫のシャンプー後の水分のふき取りが不十分、あるいは過剰な手入れも原因となりますので気を付けましょう。

寄生虫や細菌・真菌などが原因の場合やで植物の種などの異物が入ってしまうことで外耳炎になることもあります。

どんな猫が外耳炎にかかりやすいの?

外耳に毛がふさふさしている種類がなりやすいと言われている

猫の外耳炎の症状と原因、治療法について

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猫の外耳炎の症状とチェック項目

猫の外耳炎の主な症状としては、「においのある耳垢がたまる」「頭を振る回数が増える」「頻繁に耳を触ろうとする」「耳道が狭くなる」「外耳道の皮膚が分厚くなる」「鼓膜が破れる」などがあります。

外耳炎になると、臭いのある耳垢がたまり、かゆみが発生するため、猫が頭を振るようになったり耳周りを気にするようになったりします。こういった猫の行動の変化にも気付けるように、日々の健康状態をしっかりと把握しておきましょう。

逆に、耳のケアを怠っていると、当然耳の汚れもたまりやすくなり、さらに外耳炎のリスクを高めてしまうので、定期的に耳のケアを行うようにしてください。

どうやって予防したらいいの?

猫の外耳炎を防ぐためには、とにかく適切な耳掃除を行ってあげることが大切です。

ただし、猫の耳は繊細なので、毎日のように耳掃除を行うのは良くありません。

10日に1回程度のペースで耳掃除を行うようにしましょう。

耳掃除を行う場合は、イヤークリーナーをコットンに染み込ませて、軽く拭いてください。ゴシゴシと擦ると傷つけてしまうので、あくまでも「やさしく拭く」のがポイントです。

かかりつけの獣医さんに耳掃除の方法を聞くのもおすすめです。

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記事監修:ペットメディカルサポート株式会社

動物病院での実務経験をもつベテラン獣医師および動物看護師が多数在籍するペット保険の少額短期保険会社。スタッフ全員が動物好きなのはもちろんのこと、犬や猫といったペットを飼っている者も多いので、飼い主様と同じ目線に立ったサポートに取り組んでいます。