猫の耳疥癬の症状と原因、治療法について

最終更新日:2024年08月02日

本コンテンツは獣医師2名による確認を行い、制作をしております。

猫の耳疥癬の症状と原因、治療法について

猫の耳疥癬ってどんな病気?

耳疥癬とは、猫の耳の中にダニが寄生し、外耳炎を発症してしまう病気で、耳ダニとも呼ばれています。

耳の中でミミヒゼンダニと呼ばれるダニが寄生すると、外耳炎を発症し、非常に強いかゆみを伴います。

また、黒い耳垢が大量に出るようになるのも特徴です。

どうして症状が出るの? 原因は?

耳疥癬の原因となるミミヒゼンダニは、すでに寄生している動物を媒介として宿主に寄生をします。

外でほかの野良猫と接触したり、子猫の時期に親猫からダニをもらってしまうと感染するケースが非常に多いと言われています。

どんな猫が耳疥癬にかかりやすいの?

品種問わず、子猫時期になりやすいと言われています。

また、外に頻繁に出る場合にも感染する可能性が高まります。

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猫の耳疥癬の症状とチェック項目

健康な猫の耳の中は、きれいなピンク色をしています。しかし、ミミヒゼンダニに寄生されると、外耳部分に黒ずんだ耳垢が大量に発生するようになり、強い耳のかゆみのためにしきりに後足で耳をかこうとしたり、頭をしきりに振る、耳を壁や地面にこすりつけるといったそぶりを見せるようになります。

猫が耳を激しくかこうとして、耳の周囲に擦過傷を作ってしまうこともあります。

また、傷になった部位から外耳炎を併発するケースもあり、放置しておくと耳だれや耳の異臭、耳以外にも全身にかゆみが広がるなど症状が悪化してしまいます。

外耳炎のより詳しい原因、症状、予防については獣医師監修の「猫の外耳炎」を併せてご覧ください。

どうやって予防したらいいの?

猫が耳を激しくかこうとしたり、耳の中が黒ずんだ耳垢が大量に発生するなど耳疥癬が疑われる場合は、早急に動物病院に連れて行きましょう。

耳疥癬の予防には、感染源となるほかの野良猫との接触を避けるために、猫を完全に室内で飼育することが有効です。

普段から猫の耳を定期的にチェックして、猫が耳をかゆがるようなそぶりを見せたら早めに動物病院に連れて行くようにしましょう。

症状が悪化してしまうと、治癒に時間がかかってしまう場合があります。

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