猫の椎間板ヘルニア

目次

猫の椎間板ヘルニアってどんな病気?

人間にもよく見られる椎間板ヘルニアは、猫も例外ではなく見られ、背骨の椎骨と椎骨の間でクッションの役割をしている椎間板(軟骨)という組織が変形して歪み、正常な位置から飛び出してしまっている状態を指します。

この飛び出した椎間板が骨髄を圧迫し、様々な神経症状を引き起こします。

猫を始めとする動物は初期症状の段階で腰の痛みを訴えることができないため、飼い主が気付いたときには症状が悪化してしまっているケースが少なくありません。

どうして症状が出るの? 原因は?

猫の椎間板ヘルニアには原因がいくつかあります。

近年では、猫の肥満から椎間板ヘルニアを発症してしまう例が多くなってきています。

太っていると背骨への負担が大きくなり、それに伴い椎間板にも同様の負担が出てきます。

また、外を出歩いている猫は交通事故や高所からの落下など、外的要因で背骨に衝撃を受けてヘルニアになることもあります。

ほかにも、加齢によって椎間板のクッションの役割を果たしているコラーゲンが減少し、椎間板が飛び出しやすくなるといったケースもあります。

猫の保険について

どんな猫が椎間板ヘルニアにかかりやすいの?

「肥満」「小型」「胴長」な猫種で起こる可能性が高まります

猫の椎間板ヘルニアの特徴とチェック項目

猫は痛みを言葉で説明できませんが、初期症状では、脊髄が変形し、椎間板が圧迫を受けます。これによって炎症が起きて痛むため、猫の背骨を上から触ると腰を落とす、触られることを嫌がるといったそぶりを見せる場合があります。

症状が進行して重度になると、ふらついたり、猫が足を引きずるといった歩行不良、運動を嫌がって横になるといった症状が見られます。

さらに、症状が進行してしまうと、猫自身で歩行や排泄ができなくなります。

猫の椎間板ヘルニアは症状が軽いうちに治療を行えば、それ以上の悪化を防げますので、猫に気になる症状が現れたら、早めに動物病院で診療を受けるようにしましょう。

症状が初期の軽い場合には、抗炎症剤を使って痛みや炎症を抑えて様子を見ますが、症状が重くなると外科手術を行います。

術後は神経が回復するのに時間がかかりますので、歩行能力を回復するためにリハビリを行う必要があります。

どうやって予防したらいいの?

まずは、何よりも猫の腰に負担をかけないことが一番です。

そのため、適切な食事管理と運動で、猫が肥満にならないよう心がけてください。

また、落下や交通事故のリスクを減らすために、外には出さずに室内飼いにすることも大事です。

猫の椎間板ヘルニアは、マンチカンを始めとする特異な骨格を意図的に繁殖した品種やメインクーンのような体重の重い大型の猫が発症しやすいといわれています。

こうした大型の猫を飼われている場合は、高い所からの飛び降りを防ぐために、キャットタワーの高さを調整しましょう。

猫の椎間板ヘルニアは早期発見と早期治療がとても重要ですので、猫の歩き方や様子が少しでも変だと感じたら、すぐに動物病院に連れて行くようにしましょう。

そのほか気になる猫の骨や関節の病気については、獣医師監修の「猫の骨・関節の病気」をご覧ください。

猫の保険について

ペット保険の契約対象となる猫種・品種について

当社のペット保険は、猫種による保険料の違いがありません。

また、「ペット保険取扱の猫種分類表」に契約実績のある猫種をまとめていますが、未記載の猫種であっても保険料は同じです。

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記事監修:ペットメディカルサポート株式会社

動物病院での実務経験をもつベテラン獣医師および動物看護師が多数在籍するペット保険の少額短期保険会社。スタッフ全員が動物好きなのはもちろんのこと、犬や猫といったペットを飼っている者も多いので、飼い主様と同じ目線に立ったサポートに取り組んでいます。