シュウ酸カルシウム尿石

シュウ酸カルシウム尿石とは、比較的高齢の猫に多い尿石症の一種で、尿道や膀胱にシュウ酸カルシウムの結晶が詰まってしまう病気です。今回は、そんなシュウ酸カルシウム尿石の主な原因や予防法などをご紹介していきます。

シュウ酸カルシウム尿石にかかりやすい猫種

比較的長毛種がなりやすいと言われている

猫のシュウ酸カルシウム尿石の主な症状

シュウ酸カルシウム尿石を発症する平均年齢は「7.8歳」と、比較的高齢の猫に多い病気であることが分かります。

ただし、若い猫に発症する可能性もあり、2歳から18歳までの猫で発症が確認されているのです。

そんなシュウ酸カルシウム尿石が、膀胱結石、尿道結石、腎結石などを引き起こします。

膀胱結石の場合、血尿や頻尿などの症状が頻繁に見られるようになり、排尿困難や排尿痛を起こすこともあります。

尿道結石の場合、尿道閉塞によって頻尿、尿失禁などを起こすことがあります。

そして腎結石の場合は、目立つ症状こそないものの、結石が大きくなると「急性腎不全」の症状を起こす可能性があります。

シュウ酸カルシウム尿石の主な原因として

主な原因は、「尿のシュウ酸濃度が上昇すること」にあります。

例えば、シュウ酸の多く含まれている食べ物の過剰摂取や、ビタミンCの大含まれている食べ物の過剰摂取は、シュウ酸カルシウム尿石のリスクを高めてしまいます。

ほうれん草やブロッコリー、ナッツ類、イチゴなどにはシュウ酸が多く含まれているので、与えすぎないようにしましょう。

また、ビタミンCは抗酸化剤として優秀なのですが、猫の体内ではシュウ酸に変化するため、注意が必要です。

発見するには

シュウ酸カルシウム尿石の場合、尿の色が変わったり、血尿をしたりする症状が見られます。

そのため、猫のおしっこに異常がないか、でるだけ毎日確認するようにしましょう。

また、トイレで鳴き声をあげていたりトイレの回数が減ったりしている場合も、シュウ酸カルシウム尿石の可能性がありますので、毎日の健康状態をしっかりと観察しましょう。

シュウ酸カルシウム尿石の予防方法

上記のように、一度シュウ酸カルシウム尿石ができてしまうと、猫に大きな負担を与えることになります。

そのため、日頃から予防しておくことが重要と言えるでしょう。 予防方法として最も効果的なのは、「小まめに水分補給をさせて、尿の濃度をさげること」です。

猫は自発的に水を飲むことが少ないので、ウェットフードなどを利用して、食事と一緒に水分を補給させるのも良いでしょう。

また、適度に塩分を与えると喉が渇くため、自発的に水を飲んでくれます。

ただし、塩分を与える場合は100Kcal中0.4g程度にしてください。