結核

結核は人も猫にも共通する疾患であり、犬や牛など他の動物もかかる疾患です。

現在も年間2万人の人が結核に新規感染しているといわれており、人も猫も共通の長い歴史がある病です。

人と猫との結核の違いは、症状に現れます。

猫の場合、免疫力が正常であると無症状の場合が多く、免疫力が低下しているときでも顕著な症状は現れません。

なかなか気付きにくい猫の結核ですが、結核ウイルスは空気感染や経口感染します。

そのため、少しでも異変を感じたら速やかに獣医師の診察を受けましょう。

結核にかかりやすい猫種

子猫、老猫

猫の保険について

猫の結核の症状

結核は人も猫もかかる可能性がありますが、症状の出方には人と猫では異なる部分があります。

結核で症状が出るか出ないかの目安は「免疫力が低下しているかどうか」です。

これは人も猫も共通ですので、結核の症状が現れた場合はイコール免疫力が低下している証拠だということにもなります。

以下が、一般的に猫の結核の症状といわれるものです。

免疫力が正常の場合

特に症状は現れません。

免疫力が低下している場合

  • 喉や首元など、リンパ腫の腫れ
  • よだれが増える
  • 発熱
  • 元気がない
  • 食欲不振
  • 体重減少

*人の結核のように肺に異常が現れることは、猫の結核の場合ほとんどありません。

猫の結核の原因

猫の結核の原因は、大きく分けて3つあると考えられています。

空気感染

既に結核に感染している他の猫などの、咳やくしゃみ、飛んだツバから感染します。

経口感染

子猫が母猫の被毛を舐めることにより感染したり、外へ自由に出ることができる成猫の場合は、小動物を捕獲する際などに感染することがあります。

経皮感染

猫は皮膚の病変(腫瘤)が、ネズミに噛み付かれやすい、顔面や尻尾、手の先などに多発する傾向があります。

このことから結核ウイルスを保有しているネズミが猫に追い詰められた際、反撃して噛み付いた傷跡から細菌感染することもあります。

猫の結核の予防と早期発見

「結核」と呼ばれるマイコバクテリウム属の結核菌は、人や猫だけでなく、犬や牛などの疾患にも存在します。

それら特定の動物のみかかるウイルスではなく、人から猫へ、牛から人へ、などと感染ルートが他の動物を介する可能性もある疾患なのです。

結核で最も気を付けたい予防法は、「免疫力の低下」です。

これは人にも猫にも共通することで、特に子猫や老猫など免疫力が不十分であると飼い主さんが判断できる場合には、生活環境や食事などの見直しを行いましょう。

またむやみに外と家を行き来させることも、あまりおすすめできません。

ですが、それぞれに合った環境で生活しながら、月々の健康診断は欠かさず行うのが賢明といえます。

普段と少しでも違う様子を感じたら、速やかに獣医師の診察を受けましょう。

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