マンクス症候群

マンクス症候群とは、遺伝性疾患で脊椎(背骨)の奇形や脊髄に異常があり、それらによって引き起こされるさまざまな障害のことです。

中でも「ランピー」と呼ばれるしっぽがない(無尾)の個体同士を掛け合わせると、子猫が生まれなかったり、高い確率でマンクス症候群を発症すると言われています。

マンクス症候群にかかりやすい猫種

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猫のマンクス症候群の症状

先天的に、脊椎の下部に位置する仙骨の形成不全や仙髄の欠損、脊髄繋留症、鎖肛(直腸肛門奇形)などをもって生まれ、後ろ足の麻痺、椎間板異常、排便・排尿の障害といった症状を引き起こします。

また、誕生時には無症状であっても半年後に膀胱や直腸の機能障害を発症する場合があります。

マンクス症候群の原因

イギリスのマン島を原産地とし、しっぽのない猫として知られるマンクスと、主に近縁種のキムリックに発症する遺伝性疾患です。

マンクスの特徴である短尾は、まったくない無尾の「ランピー」、わずかにある「ライザー」、通常の猫より短い「スタンピー」、鉤状に曲がった「テイリー(ロンギー)」の4つの種類があります。このうち、ランピーについては、90%の確率で先天的奇形をもって生まれます。

マンクス症候群の原因とされるのが、T-boxタンパクの生成にかかわる遺伝子の変異によるものとされており、これによって、骨の形成不全の結果、短尾となるもの、神経障害や脊椎の奇形を引き起こすと言われています。

なお、しっぽの短い猫として知られるジャパニーズ・ボブテイルについては、マンクスとの遺伝的関係はありません。

マンクス症候群の予防法

マンクス症候群は、遺伝性疾患であり、根本的な予防法はありません。

しかし、これまでの研究で無尾である「ランピー」同士や3代続けての交配については、マンクス症候群を発症することが知られています。

そのため繁殖については、専門家の知識と指導が必要です。

また、生後すぐは異常がなくても、半年ほど経つとマンクス症候群の症状が現れることがあるので、日ごろから猫に変わった様子がないか、よく観察しましょう。

気になることがあったら、早めに獣医師に相談し、外科的治療を行うなどして、症状を和らげてあげてください。

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記事監修:ペットメディカルサポート株式会社

動物病院での実務経験をもつベテラン獣医師および動物看護師が多数在籍するペット保険の少額短期保険会社。スタッフ全員が動物好きなのはもちろんのこと、犬や猫といったペットを飼っている者も多いので、飼い主様と同じ目線に立ったサポートに取り組んでいます。