壊死性髄膜脳炎(パグ脳炎)

壊死性髄膜脳炎(Necrotizingmeningoencephalitis:NME)とは別名パグ脳炎とも呼ばれる、脳全体に壊死などの炎症が起こる慢性的な脳の病気で、発症すると短期間に様々な神経症状がみられ、その多くは死に至る恐ろしい病気です。

壊死性髄膜脳炎にかかりやすい犬種

これまで、自然発症が報告されているのは以下の犬種のみです。

パグ

ペキニーズ

マルチーズ

ヨークシャー・テリア

シー・ズー

チワワ

ポメラニアン

パピヨン

フレンチ・ブルドック

犬の壊死性髄膜脳炎の症状

発症する年齢は子犬でも成犬でも発症しますが、多くは1~3歳です。発生率に性差はありませんが、雌では発情後に発症する例が多いようです。

初期症状として短期間に発作、視覚障害が見られる様になり、運動もしたがらなくなります。これらは大脳皮質の異常によるものになります。

さらに進行するとぐるぐる回る旋回運動を起こしたり、頸が常に傾く斜頸、手足を無意識にバタつかせる遊泳運動がみられるようになります。

他にも性格の変化や失明、昏睡など重篤な症状がみられるようになります。

最終的には重積発作や誤嚥により死亡するか、それ以前に安楽死が選択されることもあります。

原因として

原因は不明で遺伝的素因に影響されやすいと考えられています。そのため確実な治療法も知られていません。

発見するには

多くは、症状の項でも述べたような行動が短期間で見られる事で発見されますが、疑われた際にはすぐに動物病院で診察を受けてください。

また、犬種特異的な病気ですので、かかりやすい犬種を家族に持たれている方は注意が必要です。

予防

原因が不明で、明確な予防も無いため、早期発見が出来るよう、日々の行動をよく鑑札し、スキンシップを忘れずに行ってください。