犬の変性性脊髄症の症状と原因、治療法について
本コンテンツは獣医師2名による確認を行い、制作をしております。

犬の変性性脊髄症ってどんな病気?症状は?
変性性脊髄症とはコーギーに多く発症例の見られる病気で、徐々に進行していく無痛性の脊髄の病気です。
ゆっくりと進行していきますが、末期では犬が死に至る非常に恐ろしい病気です。
犬の変性性脊髄症の症状
変性性脊髄症とは痛みの伴わない脊髄の病気で、病気の発見当初、ジャーマン・シェパード・ドックに多い病気として報告されていましたが、近代では主にウェルシュ・コーギーが好発犬種として挙げられます。
この病気自体の発症はまれです。
この病気は前肢と後肢の間の真ん中の脊髄周辺から発症します。
最初の症状は後肢に現れ、徐々に後肢の足先の感覚異常が現れます。
それにより、犬の肉球面が地面に着かず、足の甲の部分が地面に着いた状態(「ナックリング」と呼ばれる)で、後肢を擦って歩く様子が見られます。
また、足先の感覚異常によって犬が自分の足の位置を把握できないため、足を交差させながら歩いたり、腰が左右にふらふら揺れながら歩いたり不安定な歩き方をします。
さらに、症状が進むと下半身を支えることができなくなり、腰が落ちた状態で下半身を引きずりながら前進します。
この病気は痛みを伴わないため、犬は後肢が動かなくてもどんどん歩いていくので後肢がアスフォルトに擦れることで傷ついてしまいます。
変性性脊髄症の病変は、どんどん背骨に沿って犬の頭の方に進行していきます。
そのため、次に前肢にも後肢と同じ様な症状が現れます。
それにより犬は上半身を支えられず動けなくなってしまい、伏せの状態になって最終的には寝たきりの状態になります。
また、排便・排尿のコントロールが犬自身がでできなくなってしまいます。
さらに、病変が進行して首の脊髄にまで及んでしまうと、犬に呼吸障害が見られるようになり、最終的には呼吸不全となってしまいます。
犬の場合、発症から約3年で首の脊髄まで病変が進むといわれています。
どうして症状が出るの? 原因は?
はっきりとした原因はまだわかっていません。
変異した遺伝子が原因ではないかと最近の研究では考えられていますが、確定的な結論には至っていません。
どんな犬が変性性脊髄症にかかりやすいの?
犬が10歳ごろから症状が現れることが多い
犬の変性性脊髄症の症状とチェック項目
変性性脊髄症の多くは、犬が10歳くらいから、高齢になってから見られることがほとんどです。
初期症状が目に見えるので、愛犬の歩行がおかしいと気付かれたら、変性性脊髄症や椎間板ヘルニアなどの重い疾患の可能性が高いので病院に連れ行ってあげましょう。
ゆっくり進行していく病気ですが、とても恐い病気ですので早期発見がとても大事です。
より詳しい椎間板ヘルニアの症状や原因、予防については、獣医師監修による記事「犬の椎間板ヘルニア」をご覧ください。
どうやって予防したらいいの?
犬の変性性脊髄症は、原因がはっきりわかっていないため、現在のところ明確な予防法はありません。
早期発見がもっとも大事な予防法につながります。
発症してしまった場合は、その後のケアをしてあげることが大切です。
※PS保険の車イス補償は事故による傷害が対象となっております。そのため変性性脊髄症による車イスは補償の対象外となります。
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- 記事監修:ペットメディカルサポート株式会社 動物病院での実務経験をもつベテラン獣医師および動物看護師が多数在籍するペット保険の少額短期保険会社。スタッフ全員が動物好きなのはもちろんのこと、犬や猫といったペットを飼っている者も多いので、飼い主様と同じ目線に立ったサポートに取り組んでいます。






