てんかん

てんかんとは私たち人間にも見られる発作のひとつで、脳内の神経に異常な興奮がおこり、突然脚を突っ張らせて泡をふいて倒れたり、痙攣などの意識障害がみられる病気です。

てんかんにかかりやすい犬種

小型犬・中型犬・大型犬・犬種に関わらず見られる病気

ラブラドール・レトリーバー

ミニチュアダックスフンド

ビーグル

ジャーマン・シェパード・ドッグ

ゴールデンレトリバー

セント・バーナード

コリー

ボクサー

犬のてんかんの原因と症状

てんかんには「構造性てんかん」と「特発性てんかん」があります。
「構造性てんかん」とは脳の構造的な変質が原因となって発症するてんかんのことで、焦点性発作、全般性てんかん発作、焦点性発作から全般性発作への発展のサブカテゴリがあります。犬で最も多いのは全般性てんかん発作で、中でも全身の筋肉が突っ張った後、小刻みなけいれんへと移行する「強直間代性発作」がよく見られます。
 発作中はけいれん、昏倒、失禁、泡を吹くなどの激しい症状を示しますが、発作が治まるとまるで何事も無かったかのように振舞います。また発作と回復の間に、「無目的に同じ歩調で歩き続ける」、「やたらに水や食餌を欲しがる」といった「発作後行動」を見せる個体もいますが、24時間以内に消失するのが常です。発作が起こるのは、犬が休んでいたり眠っている夜間や早朝にやや多いとされますが、全ての犬にあてはまるわけではありません。
 「特発性てんかん」とは、脳内の器質的な変調が見られず、遺伝が原因と考えられるてんかんのことです。「特発性」とは症状の原因がわからないことを意味しています。

注意点

てんかん発作が30分以上続く場合は「てんかん重積」、24時間で2回以上起こる場合は「群発発作」と呼ばれ、通常のてんかんとは区別されます。中毒や脳の外傷、脳ヘルニアなど、早急な治療を要する可能性がありますので、発作が10分経っても収まらない時は速やかに獣医さんにご相談ください。
てんかん発作が起こったとき、基本的に飼い主の側でできることはなく自然に発作がおさまるまで待ちます。ただし嘔吐などを伴う場合は気道が詰まって呼吸困難に陥ることもありますので、口の中の異物を取り除いてあげましょう。
 てんかんの前兆として、妙に甘えてくる、水をたくさん飲む、昏睡するなどの症状を見せるものがいます。こうした徴候が見られたら、犬を高いところから床におろす、クッションを敷いてあげるなど、倒れても危険ではない状況を作りましょう。

予防

てんかんの予防策は今のところありません。

わんちゃんのストレスを減らすと共に日々のスキンシップで兆候を見極め、万が一に備えお近くの動物病院を探しておくことをおすすめします。