犬の異所性尿管の症状と原因、治療法について

犬の異所性尿管ってどんな病気?

異所性尿管とは、犬の片側、または両側の尿管が、尿道や膣に開口する先天性の病気で、若齢の純血種のメス犬に多く見られます。

本来腎臓で作られた尿は尿管を通り、尿のタンクである膀胱へ運ばれますが、異所性尿管では膀胱以外の場所につながり、膀胱に尿をうまく貯められません。

そのため、間欠的、あるいは持続的に失禁するため、尿焼けによる膣炎や尿路感染症を引き起こす可能性も多くあります。

しかしながら、中には正常な排泄ができる場合もあります。

どんな犬が異所性尿管にかかりやすいの?

犬の保険について

どうして症状が出るの? 原因は?

犬が異所性尿管になってしまう原因は、先天的に尿管と膀胱が正常につながっていないためです。

危険因子としては、前述した好発品種(かかりやすい犬種)があり、また、オス犬よりもメス犬のほうが多く見られます。

犬の異所性尿管の症状とチェック項目

若齢(生後3~6ヶ月)のメス犬で、おしっこの失敗や失禁、陰部がいつも汚れているなどの徴候が認められたら、お近くの動物病院に早めに相談してください。

どうやって予防したらいいの?

先天性の病気のため、明確な予防はありません。

しかし、膣炎や尿路感染症を起こすことがあるため、排尿の状態をいつもチェックし、早めに発見、治療することが大切です。

犬の泌尿器系の病気

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犬種別の保険料

  • 猫の場合は、品種によらず純血猫もミックス猫もすべて同じ保険料です。
  • 純血犬は、犬種により「小型犬」「中型犬」「大型犬」の3つに分類され、それぞれ保険料が異なります。犬種の区分については、「犬種分類表」をご確認ください。
  • ミックス犬の保険料は、年齢と体重により「小型犬」「中型犬」「大型犬」の3つに分類します。詳しくは、「犬種分類表」の「ミックス犬」の欄をご確認ください。
ア行~カ行犬の品種分類表
ア行
カ行
サ行~ナ行
サ行
タ行
ナ行
ハ行~ワ行・その他
ハ行
マ行
ヤ行
ラ行
ワ行
ミックス犬(※1)
  • 8か月未満:6kg未満
  • 8か月以上:8kg未満
  • 8か月未満:6kg以上~20kg未満
  • 8か月以上:8kg以上~25kg未満
  • 8か月未満:20kg以上
  • 8か月以上:25kg以上

※ 「犬種分類表」に記載のない犬種の分類につきましては別途お問い合わせ下さい。

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記事監修:ペットメディカルサポート株式会社

動物病院での実務経験をもつベテラン獣医師および動物看護師が多数在籍するペット保険の少額短期保険会社。スタッフ全員が動物好きなのはもちろんのこと、犬や猫といったペットを飼っている者も多いので、飼い主様と同じ目線に立ったサポートに取り組んでいます。