犬の腎結石の症状と原因、治療法について

最終更新日:2024年07月17日

本コンテンツは獣医師2名による確認を行い、制作をしております。

犬の腎結石の症状と原因、治療法について

犬の腎結石ってどんな病気?

腎結石とは、腎臓と尿管の接続部の腎盂とよばれる部位にできた結石を腎結石といいます。

犬の腎結石の症状

結石が小さい場合は無症状ですが、進行すると腎盂腎炎や、大きな結石になると急性腎不全を発症するおそれがある病気なので注意が必要です。

主な症状として、犬に血尿や元気のない様子、食欲不振や腹痛などが見られます。

どうして症状が出るの? 原因は?

結石が形成される原因については、未だに不明な点が多いのですが、膀胱炎や尿道炎といった尿路感染症が尿路を伝わって犬の腎盂に炎症を起こすことにより腎結石ができやすくなると考えられています。

犬種の遺伝的に、シーズー、ミニチュア・シュナウザー、ヨークシャー・テリアはシュウ酸カルシウム結石に、ミニチュア・ダックスフンドはシスチン結石に、ダルメシアンは尿酸塩結石になりやすいと言われています。

腎結石にかかりやすい犬種

遺伝的に特定の成分からなる結石ができやすい犬種が存在する

など

犬の保険について

犬の腎結石の症状とチェック項目

ほかの尿路結石症と同じように血尿などが見られることで発見されることが多いですが、そのほかに腎盂腎炎の検査で発見される事もあります。

また、病状が進行すると腎盂腎炎や急性腎不全を発症する恐れがある病気なので、血尿を始めとする症状が見られたら、お近くの動物病院で診察・相談を受けてください。

どうやって予防したらいいの?

犬の腎結石を予防するには、食事や尿路感染症に気を付けることが必要です。

また、犬の水分をしっかり摂取させることも大事ですが、尿のphが偏らないことも大事です。

加えて、動物病院で定期的に飼い犬の尿検査をしてもらうのも予防につながります。

食事もあわせて、一度お近くの動物病院でご相談されるといいでしょう。

そのほか気になる犬の泌尿器系の病気については、獣医師監修の「犬の泌尿器系の病気」をご覧ください。

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犬の泌尿器系の病気

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犬種別の保険料

  • 純血犬は、犬種により「小型犬」「中型犬」「大型犬」の3つに分類され、それぞれ保険料が異なります。犬種の区分については、「犬種分類表」をご確認ください。
  • ミックス犬の保険料は、年齢と体重により「小型犬」「中型犬」「大型犬」の3つに分類します。詳しくは、「犬種分類表」の「ミックス犬」の欄をご確認ください。
  • 猫の場合は、品種によらず純血猫もミックス猫もすべて同じ保険料です。
ア行~カ行犬の品種分類表
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カ行
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サ行
タ行
ナ行
ハ行~ワ行・その他
ハ行
マ行
ヤ行
ラ行
ワ行
ミックス犬(※1)
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  • 8か月以上:8kg未満
  • 8か月未満:6kg以上~20kg未満
  • 8か月以上:8kg以上~25kg未満
  • 8か月未満:20kg以上
  • 8か月以上:25kg以上

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記事監修:ペットメディカルサポート株式会社

動物病院での実務経験をもつベテラン獣医師および動物看護師が多数在籍するペット保険の少額短期保険会社。スタッフ全員が動物好きなのはもちろんのこと、犬や猫といったペットを飼っている者も多いので、飼い主様と同じ目線に立ったサポートに取り組んでいます。