犬の腸閉塞の症状と原因、治療法について

最終更新日:2024年07月08日

本コンテンツは獣医師2名による確認を行い、制作をしております。

犬の腸閉塞ってどんな病気?

腸閉塞は、腸管が何らかの理由でふさがって機能不全に陥った状態を指します。

消化物が詰まって流れなくなることで犬に様々な症状が現れ、悪化すると生命にも関わる重篤な病気です。

犬の腸閉塞の症状と原因、治療法について

どうして症状が出るの? 原因は?

犬が腸閉塞を発症する要因としては、消化できない異物を誤って飲み込んでしまい、これが腸に詰まってしまうケースが非常に多いのです。

犬が飲み込んでしまった異物の例としては、小さいボールやかみ砕いたプラスチック片、布、ビニール紐など、おもちゃが原因となっている場合や、ボタンや焼き鳥の串、電池、梅干の種などのゴミが原因となる場合もあります。

また、腫瘍が大きくなってしまい、腸をふさいでしまうことで腸閉塞を引き起こす場合やパルボウイルスやジステンパー、寄生虫が原因で腸捻転を起こし閉塞してしまう場合もあります。

犬の腸閉塞の症状と原因、治療法について

どんな犬が腸閉塞にかかりやすいの?

犬種問わず発症する可能性があります。

犬の保険について

犬の腸閉塞の症状とチェック項目

犬が異物を飲み込んで腸閉塞を発症した場合、元気がなくなる、下痢や食欲の不振、嘔吐や、腹部を痛がるそぶりを見せるといった症状など様々です。

上記の症状に加え、犬の呼吸が浅く速くなる、元気がまったくなくなるなどの症状がみられた段階では、かなり悪化している可能性が非常に高いといわれています。

放置しておくと、犬の腸管が壊死し、死に至ります。

どうやって予防したらいいの?

誤飲を原因とする腸閉塞を予防するには、何よりも犬が異物誤飲をしてしまわないよう、犬が口にくわえて飲み込みやすいような異物が室内に落ちていないか、日ごろから飼い主が気をつけてあげるようにしましょう。

特に、小さな子供がいる家庭では、子供のおもちゃなどについても十分管理を徹底してください。

腫瘍が原因によるものの場合、飼い主はほとんど気付かないまま犬の症状が進行してしまいます。

腫瘍を発症するのは高齢犬の場合が多いので、ちょっとした嘔吐や、便の変化、体重の減少などの兆候を見逃さずに、早めに病院に連れて行き、早期発見・早期治療を心がけるようにしましょう。

寄生虫やウイルスによる場合は、犬が感染しないように日頃からワクチンや飲み薬などで感染を防ぐことも大切です。

犬の腸閉塞の症状と原因、治療法について

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犬種別の保険料

  • 純血犬は、犬種により「小型犬」「中型犬」「大型犬」の3つに分類され、それぞれ保険料が異なります。犬種の区分については、「犬種分類表」をご確認ください。
  • ミックス犬の保険料は、年齢と体重により「小型犬」「中型犬」「大型犬」の3つに分類します。詳しくは、「犬種分類表」の「ミックス犬」の欄をご確認ください。
  • 猫の場合は、品種によらず純血猫もミックス猫もすべて同じ保険料です。
ア行~カ行犬の品種分類表
ア行
カ行
サ行~ナ行
サ行
タ行
ナ行
ハ行~ワ行・その他
ハ行
マ行
ヤ行
ラ行
ワ行
ミックス犬(※1)
  • 8か月未満:6kg未満
  • 8か月以上:8kg未満
  • 8か月未満:6kg以上~20kg未満
  • 8か月以上:8kg以上~25kg未満
  • 8か月未満:20kg以上
  • 8か月以上:25kg以上

※ 「犬種分類表」に記載のない犬種の分類につきましては別途お問い合わせ下さい。

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記事監修:ペットメディカルサポート株式会社

動物病院での実務経験をもつベテラン獣医師および動物看護師が多数在籍するペット保険の少額短期保険会社。スタッフ全員が動物好きなのはもちろんのこと、犬や猫といったペットを飼っている者も多いので、飼い主様と同じ目線に立ったサポートに取り組んでいます。