犬の炎症性腸疾患の症状と原因、治療法について

最終更新日:2024年07月25日

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犬の炎症性腸疾患の症状と原因、治療法について

犬の炎症性腸疾患ってどんな病気?

犬の炎症性腸疾患とは、胃、小腸、および大腸の粘膜において原因不明の慢性炎症を起こし、慢性の消化器症状を呈する疾患です。

どうして症状が出るの? 原因は?

炎症性腸疾患を発症してしまう原因は現在でもはっきりとは特定されていませんが、犬の遺伝的な要素に加え、食事、腸内細菌、免疫系の異常などが考えられています。

どんな犬が炎症性腸疾患にかかりやすいの?

特に2~6歳の犬に比較的多いと言われていますが、年齢や雌雄にかかわらず発病します。

よく見られる犬種としては、下記のものが挙げられます。

  • ジャーマン・シェパードドッグ
  • ブルドッグ
  • ミニチュア・ダックスフンド
  • ヨークシャー・テリア

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犬の炎症性腸疾患の症状とチェック項目

犬が炎症性腸疾患である場合、嘔吐や下痢、食欲不振、体重の減少などが挙げられます。

こうした症状が慢性的に続く場合、炎症性腸疾患である可能性があります。

どうやって予防したらいいの?

炎症性腸疾患は原因がはっきりと判明してはいないため、予防対策を採ることが難しい病気です。

しかしながら、炎症性腸疾患の原因が、特定の食べ物によるアレルギーの場合、食事内容の管理が重要です。

人間同様に、犬の場合もアレルギーの原因となる食材には様々なものがあります。

アレルギー用のフードや、消化器疾患の犬用の療法食など、動物病院で獣医師と相談しながら与えるようにしましょう。

犬の炎症性腸疾患は、特に子犬や高齢犬がかかった場合、下痢や嘔吐が続くと体力の低下や、脱水症状を起こしてしまう危険性があります。

こうした状況を防ぐために、こまめな水分補給や食事を取りやすいよう量を減らし回数を増やす、食べやすいように加工してあげるなど、愛犬が水分と栄養を少しでも取れるよう工夫してあげるとよいでしょう。

炎症性腸疾患は、犬が一度発症してしまうと完治が難しいといわれていますが、早期発見によって適切な治療を受けさせることで、症状の悪化を防ぐことができる病気です。

普段から愛犬の様子をよく観察してあげて、少しでもおかしいと感じたら早めに動物病院で診察を受けるようにしましょう。

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犬種別の保険料

  • 純血犬は、犬種により「小型犬」「中型犬」「大型犬」の3つに分類され、それぞれ保険料が異なります。犬種の区分については、「犬種分類表」をご確認ください。
  • ミックス犬の保険料は、年齢と体重により「小型犬」「中型犬」「大型犬」の3つに分類します。詳しくは、「犬種分類表」の「ミックス犬」の欄をご確認ください。
  • 猫の場合は、品種によらず純血猫もミックス猫もすべて同じ保険料です。
ア行~カ行犬の品種分類表
ア行
カ行
サ行~ナ行
サ行
タ行
ナ行
ハ行~ワ行・その他
ハ行
マ行
ヤ行
ラ行
ワ行
ミックス犬(※1)
  • 8か月未満:6kg未満
  • 8か月以上:8kg未満
  • 8か月未満:6kg以上~20kg未満
  • 8か月以上:8kg以上~25kg未満
  • 8か月未満:20kg以上
  • 8か月以上:25kg以上

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記事監修:ペットメディカルサポート株式会社

動物病院での実務経験をもつベテラン獣医師および動物看護師が多数在籍するペット保険の少額短期保険会社。スタッフ全員が動物好きなのはもちろんのこと、犬や猫といったペットを飼っている者も多いので、飼い主様と同じ目線に立ったサポートに取り組んでいます。