犬の出血性胃腸炎の症状と原因、治療法について

最終更新日:2024年07月09日

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犬の出血性胃腸炎の症状と原因、治療法について

犬の出血性胃腸炎ってどんな病気?

出血性胃腸炎とは、急に犬の胃や腸の炎症が悪化し、出血までに至った状態のことで、小型犬がなりやすい病気です。

犬の出血性胃腸炎の症状

犬の出血性胃腸炎は、急に症状が現れる病気で、元気だった犬が数時間から半日ほどで元気をなくし、血液の混じった悪臭のある水様性下痢や嘔吐が見られます。

重篤時にはショック症状や犬の命にかかわる場合もあるため、注意が必要な病気です。

どうして症状が出るの? 原因は?

犬の出血性胃腸炎は、まだ解明されていないことが多い病気ですが、おそらく胃腸内での免疫反応が原因ではないかと考えられています。

年齢2~5歳くらいの小型犬で好発(病気がよく見られる)すると言われています。

どんな犬が出血性胃腸炎にかかりやすいの?

若い成犬(2~4歳)の小型犬全般

犬の保険について

犬の出血性胃腸炎の症状とチェック項目

多くの場合、数時間前まで元気だった犬が、急に嘔吐や黒っぽいジャム状の血便や血混じりの下痢などをするようになり、発見されます。

通常に見られる赤い鮮血でない黒っぽい場合には、内臓の異常が疑われるため、早期の治療が望まれます。

これらのような症状が犬に見られたら、すぐにお近くの動物病院で診察を受けてください。

どうやって予防したらいいの?

犬の出血性胃腸炎は、原因がはっきりしていないため、明確な予防法はありません。

急激に症状が進行する病気なので、すぐに搬送できるように最寄の動物病院を調べておくことが大事になります。

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犬の保険について

犬種別の保険料

  • 純血犬は、犬種により「小型犬」「中型犬」「大型犬」の3つに分類され、それぞれ保険料が異なります。犬種の区分については、「犬種分類表」をご確認ください。
  • ミックス犬の保険料は、年齢と体重により「小型犬」「中型犬」「大型犬」の3つに分類します。詳しくは、「犬種分類表」の「ミックス犬」の欄をご確認ください。
  • 猫の場合は、品種によらず純血猫もミックス猫もすべて同じ保険料です。
ア行~カ行犬の品種分類表
ア行
カ行
サ行~ナ行
サ行
タ行
ナ行
ハ行~ワ行・その他
ハ行
マ行
ヤ行
ラ行
ワ行
ミックス犬(※1)
  • 8か月未満:6kg未満
  • 8か月以上:8kg未満
  • 8か月未満:6kg以上~20kg未満
  • 8か月以上:8kg以上~25kg未満
  • 8か月未満:20kg以上
  • 8か月以上:25kg以上

※ 「犬種分類表」に記載のない犬種の分類につきましては別途お問い合わせ下さい。

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記事監修:ペットメディカルサポート株式会社

動物病院での実務経験をもつベテラン獣医師および動物看護師が多数在籍するペット保険の少額短期保険会社。スタッフ全員が動物好きなのはもちろんのこと、犬や猫といったペットを飼っている者も多いので、飼い主様と同じ目線に立ったサポートに取り組んでいます。