犬の心室中隔欠損症の症状と原因、治療法について

最終更新日:2024年08月07日

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犬の心室中隔欠損症の症状と原因、治療法について

犬の心室中隔欠損症ってどんな病気?

犬の心室中隔欠損症とは、先天的に心室中隔(心臓の左心室と右心室の間にある壁)に穴が開いている病気のことです。

左心室と右心室がつながった状態になってしまっているため、心臓に様々な障害を引き起こす病気です。

どうして症状が出るの? 原因は?

犬の心室中隔欠損は先天性の疾患です。

胎児期や出生後間もないころは、左心室と右心室の間にある心室中隔と呼ばれる壁には孔が開いている状態ですが、犬が成長するに伴い、孔がふさがっていきます。

しかし、心室中隔欠損症は生まれた後にも心室中隔に欠損孔と呼ばれる孔が空いたままになってしまっている状態を指します。

どんな犬が心室中隔欠損症にかかりやすいの?

心室中隔欠損は以下の犬種で発症しやすいと言われています。

  • 柴犬
  • イングリッシュ・スプリンガー・スパニエル

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犬の心室中隔欠損症の症状とチェック項目

欠損孔が小さい場合は無症状のこともありますが、欠損孔が大きく症状が進行すると、運動後に疲れやすくなる、咳が出る、呼吸困難からチアノーゼを起こすといった症状が犬に見られます。

重篤化すると心不全といった重い症状が現れ、欠損孔を通じて左心室から右心室へ血液が流れ込むことにより肺に大きな負担がかかり、肺水腫を発症してしまうケースがあります。

肺水腫のより詳しい原因、症状、予防については獣医師監修の「犬の肺水腫」を併せてご覧ください。

犬の心室中隔欠損症の治療にはどんな方法があるの?

内科治療と外科治療があります。

内科治療では、犬に強心剤や血管拡張剤、利尿薬などの投薬治療を行い、心臓の負荷を軽減します。

しかし、症状の進行を抑えることはできても完治することはありません。

欠損孔が大きい場合などは、外科手術で孔をふさぎます。

小さな欠損孔であれば、自然にふさがるケースもありますが、非常にまれです。

どうやって予防したらいいの?

犬の心室中隔欠損症は先天性のため予防法はありません。

普段から愛犬の様子を観察し、疲れやすい、咳が多いなどの症状が表れたら早めに動物病院に連れて行くようにしましょう。

早期に発見して手術することができれば、完治する可能性も高い病気ですので、早期発見・早期治療が何よりも大事です。

また、欠損孔の大きさによっては、症状が出にくいこともあるので、動物病院で愛犬の健康診断をしてもらいましょう。

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犬種別の保険料

  • 純血犬は、犬種により「小型犬」「中型犬」「大型犬」の3つに分類され、それぞれ保険料が異なります。犬種の区分については、「犬種分類表」をご確認ください。
  • ミックス犬の保険料は、年齢と体重により「小型犬」「中型犬」「大型犬」の3つに分類します。詳しくは、「犬種分類表」の「ミックス犬」の欄をご確認ください。
  • 猫の場合は、品種によらず純血猫もミックス猫もすべて同じ保険料です。
ア行~カ行犬の品種分類表
ア行
カ行
サ行~ナ行
サ行
タ行
ナ行
ハ行~ワ行・その他
ハ行
マ行
ヤ行
ラ行
ワ行
ミックス犬(※1)
  • 8か月未満:6kg未満
  • 8か月以上:8kg未満
  • 8か月未満:6kg以上~20kg未満
  • 8か月以上:8kg以上~25kg未満
  • 8か月未満:20kg以上
  • 8か月以上:25kg以上

※ 「犬種分類表」に記載のない犬種の分類につきましては別途お問い合わせ下さい。

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記事監修:ペットメディカルサポート株式会社

動物病院での実務経験をもつベテラン獣医師および動物看護師が多数在籍するペット保険の少額短期保険会社。スタッフ全員が動物好きなのはもちろんのこと、犬や猫といったペットを飼っている者も多いので、飼い主様と同じ目線に立ったサポートに取り組んでいます。