犬の眼瞼内反症の症状と原因、治療法について

最終更新日:2024年07月25日

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犬の眼瞼内反症の症状と原因、治療法について

犬の眼瞼内反症ってどんな病気?

眼瞼内反症とは、犬の目の下まぶた(涙袋)の先が眼球側に反り返ってしまう症状のことで、これにより下まつげなどが目に入り、痛みや炎症を起こす可能性があります。

進行すると犬の目に結膜炎、角膜炎を引き起こすことがあります。

どうして症状が出るの? 原因は?

遺伝

原因として犬に多く見られるのは、遺伝などの先天性のもので、およそ1歳になるまでに症状が現れてきます。

結膜炎や角膜炎などによる二次的要因

犬の目に発症した結膜炎や角膜炎などの後遺症、または痙攣や神経の異常などによって症状が現れることがあります。

角膜炎のより詳しい原因、症状、予防については獣医師監修の「犬の角膜炎」を併せてご覧ください。

体重減少

極端に犬の体重が減ると眼球が収まっている眼窩の脂肪が減少し、眼球自体が後ろに下がった状態になります。

そのため、前の部分に生じた余った空間にまぶたが入り込み、内反を起こすことがあります。

どんな犬が眼瞼内反症しやすいの?

大型犬 中型犬に多く見られますが、小型犬にも見られ、まぶたが内側に曲がりこんだ状態を指します。

大型犬、中型犬、小型犬 全般

犬の保険について

犬の眼瞼内反症の症状とチェック項目

犬に涙や目やにが増えたり、前足をこすろうとするので、日々の観察が非常に大事になります。

また、内側と逆に外側に反り返ってしまう"眼瞼外反症"という症状もあるので、合わせてチェックしていきましょう。

愛犬の目の様子が少しでも気になった場合は、お近くの動物病院へ相談、受診してください。

どうやって予防したらいいの?

犬の眼瞼内反症は、予防が困難な病気のため、生後1歳までに定期的な診察を受け、早期発見、治療を受けることが必要になります。

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犬の保険について

犬種別の保険料

  • 純血犬は、犬種により「小型犬」「中型犬」「大型犬」の3つに分類され、それぞれ保険料が異なります。犬種の区分については、「犬種分類表」をご確認ください。
  • ミックス犬の保険料は、年齢と体重により「小型犬」「中型犬」「大型犬」の3つに分類します。詳しくは、「犬種分類表」の「ミックス犬」の欄をご確認ください。
  • 猫の場合は、品種によらず純血猫もミックス猫もすべて同じ保険料です。
ア行~カ行犬の品種分類表
ア行
カ行
サ行~ナ行
サ行
タ行
ナ行
ハ行~ワ行・その他
ハ行
マ行
ヤ行
ラ行
ワ行
ミックス犬(※1)
  • 8か月未満:6kg未満
  • 8か月以上:8kg未満
  • 8か月未満:6kg以上~20kg未満
  • 8か月以上:8kg以上~25kg未満
  • 8か月未満:20kg以上
  • 8か月以上:25kg以上

※ 「犬種分類表」に記載のない犬種の分類につきましては別途お問い合わせ下さい。

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記事監修:ペットメディカルサポート株式会社

動物病院での実務経験をもつベテラン獣医師および動物看護師が多数在籍するペット保険の少額短期保険会社。スタッフ全員が動物好きなのはもちろんのこと、犬や猫といったペットを飼っている者も多いので、飼い主様と同じ目線に立ったサポートに取り組んでいます。