犬の乾性角結膜炎(ドライアイ)の症状と原因、治療法について

最終更新日:2024年08月02日

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犬の乾性角結膜炎(ドライアイ)の症状と原因、治療法について

犬の乾性角結膜炎(ドライアイ)ってどんな病気?

乾性角結膜炎(ドライアイ)は、涙の量が減少することで角膜や結膜に異常を来す眼の病気です。

犬の眼の表面が乾いてしまうことで、結膜や角膜に充血・炎症が起きた状態を指します。

どうして症状が出るの? 原因は?

普段、犬の眼球の表面は「涙膜(るいまく)」と呼ばれる薄い涙の層に覆われています。

涙膜は、まぶた上部の「涙腺」と下部瞼の「第三眼瞼腺」から出てくる涙で作られています。

この二つの腺から分泌された涙液によって眼球の表面に涙膜が作られ、角膜や結膜に潤いを与えて、酸素や栄養を供給するほかにも外部からの細菌感染などを防ぐ役割を果たしています。

乾性結膜炎は、何らかの原因によって、この涙膜を作る涙液が分泌されなくなってしまう病気です。

涙液の分泌量の低下の原因としては、犬の自己免疫の異常、上に上げた涙腺・第三眼瞼腺の炎症、神経性、先天性のほか、原因が不明なケースも少なくありません。

どんな犬が乾性角結膜炎にかかりやすいの?

犬の保険について

犬の乾性角結膜炎(ドライアイ)の症状

結膜・角膜の充血、色素沈着や潰瘍、粘性の目やに(黄色から緑色)が出る、まぶたの痙攣といった症状などが犬に見られます。

また、症状が重篤化すると、視力障害や失明の危険もあるので注意が必要です。

どうやって予防したらいいの?

乾性結膜炎は涙液の分泌低下などによって、犬の眼が乾燥することで引き起こされます。

少しでも上記のような症状が犬の目に見られた場合は、早めに動物病院で診察を受けるようにしましょう。

PS保険では乾性角結膜炎(ドライアイ)の治療には保険が適用されるの?

PS保険に加入していれば、愛犬が乾性角結膜炎を加入後に発症した場合、通院治療を受けた際の診察費、薬代などが補償の対象となります。

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犬の保険について

犬種別の保険料

  • 純血犬は、犬種により「小型犬」「中型犬」「大型犬」の3つに分類され、それぞれ保険料が異なります。犬種の区分については、「犬種分類表」をご確認ください。
  • ミックス犬の保険料は、年齢と体重により「小型犬」「中型犬」「大型犬」の3つに分類します。詳しくは、「犬種分類表」の「ミックス犬」の欄をご確認ください。
  • 猫の場合は、品種によらず純血猫もミックス猫もすべて同じ保険料です。
ア行~カ行犬の品種分類表
ア行
カ行
サ行~ナ行
サ行
タ行
ナ行
ハ行~ワ行・その他
ハ行
マ行
ヤ行
ラ行
ワ行
ミックス犬(※1)
  • 8か月未満:6kg未満
  • 8か月以上:8kg未満
  • 8か月未満:6kg以上~20kg未満
  • 8か月以上:8kg以上~25kg未満
  • 8か月未満:20kg以上
  • 8か月以上:25kg以上

※ 「犬種分類表」に記載のない犬種の分類につきましては別途お問い合わせ下さい。

PS保険

記事監修:ペットメディカルサポート株式会社

動物病院での実務経験をもつベテラン獣医師および動物看護師が多数在籍するペット保険の少額短期保険会社。スタッフ全員が動物好きなのはもちろんのこと、犬や猫といったペットを飼っている者も多いので、飼い主様と同じ目線に立ったサポートに取り組んでいます。