犬の急性湿性皮膚炎の症状と原因、治療法について

最終更新日:2024年08月02日

本コンテンツは獣医師2名による確認を行い、制作をしております。

犬の急性湿性皮膚炎の症状と原因、治療法について

犬の急性湿性皮膚炎ってどんな病気?

犬の急性湿性皮膚炎とは、別名「ホットスポット」「化膿性創傷性(外傷性)皮膚炎」や「急性湿疹」と呼ばれ、急性の名前のとおり飼い主が驚いてしまうほど症状の進行が速い、皮膚の病気です。

どうして症状が出るの? 原因は?

犬の急性湿性皮膚炎は、春から初夏の梅雨の時期にかけて発症することが多く、「体毛と気温の暑さが関係しているのでは?」と言われていますが、原因はまだはっきりとしていません。

特に体毛の多い(アンダーコートが密生している)犬種や、皮膚が弱い犬種に発症されやすいとされており、そのため気温による体温の上昇により蒸れてしまい、雑菌が増殖し発症につながると考えられています。

どんな犬が急性湿性皮膚炎にかかりやすいの?

アンダーコートが密生している犬種に多く見られる

犬の保険について

犬の急性湿性皮膚炎の症状とチェック項目

急性湿性皮膚炎の特徴として、症状が現れるスピードが速く、朝は無症状だった皮膚が部分的に炎症を起こし、犬がかゆみや痛みのため、なめたりかいたりし始めます。

そして、お昼ごろには、炎症部分がかき壊しにより血や膿で染まり、脱毛が見られることがあります。

このように突然症状が現れ、進行が速いため、多くの飼い主が驚く病気です。

また、一度この病気を発症してしまった犬は再発する可能性が高いと言われています。

疑いがある場合には早急にお近くの動物病院への診察を受けてください。

どうやって予防したらいいの?

特に発症が多くなる前の時期(春~夏)に体毛をカットし、皮膚に清潔な環境を整えておくことが必要です。

また、雨の日の散歩時やシャンプーなどで体が濡れてしまった際には毛根が蒸れやすい状態になるのでしっかりと体を乾かして、常に皮膚の健康状態に気を付けてください。

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犬種別の保険料

  • 純血犬は、犬種により「小型犬」「中型犬」「大型犬」の3つに分類され、それぞれ保険料が異なります。犬種の区分については、「犬種分類表」をご確認ください。
  • ミックス犬の保険料は、年齢と体重により「小型犬」「中型犬」「大型犬」の3つに分類します。詳しくは、「犬種分類表」の「ミックス犬」の欄をご確認ください。
  • 猫の場合は、品種によらず純血猫もミックス猫もすべて同じ保険料です。
ア行~カ行犬の品種分類表
ア行
カ行
サ行~ナ行
サ行
タ行
ナ行
ハ行~ワ行・その他
ハ行
マ行
ヤ行
ラ行
ワ行
ミックス犬(※1)
  • 8か月未満:6kg未満
  • 8か月以上:8kg未満
  • 8か月未満:6kg以上~20kg未満
  • 8か月以上:8kg以上~25kg未満
  • 8か月未満:20kg以上
  • 8か月以上:25kg以上

※ 「犬種分類表」に記載のない犬種の分類につきましては別途お問い合わせ下さい。

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記事監修:ペットメディカルサポート株式会社

動物病院での実務経験をもつベテラン獣医師および動物看護師が多数在籍するペット保険の少額短期保険会社。スタッフ全員が動物好きなのはもちろんのこと、犬や猫といったペットを飼っている者も多いので、飼い主様と同じ目線に立ったサポートに取り組んでいます。